小さい頃から鼻血の出やすい体質で、2年に1回くらいのペースで耳鼻科で鼻の粘膜を焼いてもらう事態になる。咳やくしゃみはもちろん何の前触れもなく出ることもあって、ひどいと30分くらいトイレにこもって鼻をつまみながら貧血と戦う羽目になる。それを駅のトイレでやって駅員に救急車を呼ばれたり、介抱してくれた友人がパニックになってしまったり、その都度悩まされてきた。
先日も右の太い血管に傷ができてしまい、あまりにぶり返すので焼いてもらってきた。局所麻酔をして、ピンセット型の電極を鼻の穴に突っ込んで、患部の血管に当ててバチバチっと焼いて傷口を塞ぐ。体の負担は大きめの虫歯の治療と同じくらい。
その日の夜、遠方から来た知り合いに誘われた飲み会で、酒が飲めない理由として鼻血の話をしたら「エロいこと考え過ぎなんちゃう?」ってニヤニヤしながら言ってきたやつ。
お前酔ってたとはいえ一生覚えとくかんな。
「鼻血よく出す人にそれ言ったらしばかれますよ!笑」って返したけど後でまた繰り返してたし。この言い回しでだめならもう直で「お前しばくぞ」しかないやんけ。
鼻血一回も出したことない人って結構いるし、期待はしてないけども。
俺も病院には行かなかったけど、中学の頃、部活の帰り道でほぼ毎日鼻血出してたわ。思えば、よく貧血になんなかったな。
関西では相手が嫌がることを『イジる』文化があると言うお話。可哀想に。