一目惚れで恋をした。
好きで堪らなくて、四六時中その人のことを考えて、1ヶ月後、勢いに任せて告白した。
付き合っていた期間、結婚を考えることもあった。それほど愛していた。
しかし、ある日突然、パートナーの匂いが気になるようになった。
それまでも、付き合った時からパートナーから匂いは漂っていた。付き合う前には無かった香りが、近くにいると匂いでわかるぐらいしていた。その香りが急に自分にとって不快な匂いへと変わったのだ。
それからだった。
まず、手を繋ぐのが嫌になった。触れられることも嫌になり、ハグを避けるようになった。
そして最後には、セックスが嫌で堪らなくなった。それが別れた最大の原因である。
もちろん、別れる時にそのことは伝えていない。他に好きな人ができたと嘘の理由を付いて別れた。その人のことを“心”で嫌いになった訳では無かったため、できるだけ傷つけたくなかった。でも、“身体”が別れたくてもう限界だったのだ。無理して一緒に過ごしている間、何度も離人症のような感覚に襲われていた。ストレスになっていたのだ。
けれど、1人だけ同じ別れ方をした人がいた。「わかる」と。
少数派かもしれないが、自分は一目惚れから始まり、生理的にムリな状態へと遷移するこの流れを振り返り、すごく本能的な恋愛だなと感じた。
なぜ振り返ったかというと、また一目惚れで好きになって、告白して、付き合い始めたからだ。
同じような終わりを三年後に迎える気がする。
うちの一族は匂いないので、洗剤も無香のが使える。 あまり香りの強いものを食べないせいかもしれない。 相手の匂いがあったら確かに気になりますね。 でも実は、それ、増田さ...
匂いが無いって人間ちゃうやん こっわ