私は実の母親にいつもいなかったことにされる
どこに遊びに言った記憶も、兄弟姉妹の別の人間が行ったことになっているし
家事をしても何をしても
母の記憶では別の兄弟姉妹に置換されてしまうのだ
母の愛情が希薄だとか
虐待されているなどという気はさらさらない
けど母は私のことを
どうしたって覚えていない
帰省して近くのスーパーに買い物に行く
母は何が食べたいと私に聞く
私は何が食べたいと答えたこともあった
が、母は全く聞き入れてくれる様子がないので
適当に言ってみては母の選択に任せるようになった
母は言う、「あなたはあまり好きなものを言わない子ねえ」
母にとって私は透明な存在なのだと思う
Permalink | 記事への反応(1) | 01:47
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今日も女は