2018-05-13

12年越しの恋が実った、12年間の浮気プラトニック不倫

なんだかもう幸せで悲しくて寂しい感情が整理しきれず、つい増田投稿しました。

暇つぶしにでも読んでもらえれば。

初めて会ったのは2006年

とある都内プロジェクトに参加した時に出会った。

僕は地方在住大学院生。その時はフリーランス駆け出しとして、学生ながらプロジェクトに参加。夏休み期間を利用して上京して、プロジェクトリーダーの家に居候リーダーは、いわゆる坊っちゃんで高級住宅地に住んでて。そんで空き部屋がいくつかあるので、そこに居候させてもらったわけである。(羨ましいかぎりである。)

プロジェクトが進んで1週間。

の子プロジェクトに合流してきた。

地方大学の2年生で、このプロジェクトに参加するため夏休み期間を利用して上京。合流が遅れたのは試験のためだったらしい。案の定、同じリーダーマンションの、別の部屋に居候することになった。

初めは正直少し田舎くさい子だなと感じたし、あんまりさなかったのでとっつきにくい子だなと思ってた。でも田舎くささが取れれば、どちらかというと可愛い部類の子ではあった。

僕はその子の世話係になった。

元々僕は都内大学に通っていたので地理感はあったし、先にプロジェクトに合流していたこともあったためだ。会社までの道案内や夕食を一緒にしたりして3日が経った。

3日目の夜、ちょっとした事件が起きた。

の子の部屋でGが出たのである。何とかしようとしたが逃してしまったようで、どうしようもなくなり僕の部屋に避難してきた。

幸か不幸か僕は虫が大の苦手で、てんとう虫すら触れない。またこの頃にはリーダープロジェクトにかかりっきりで、虫の対応をしてる余裕など無かった。

仕方がない。唯一の解決策としては、僕の部屋で一緒に寝るしかない。という事で、新たに布団を一式僕の部屋に出し、同じ部屋に寝ることとなった。

この頃には大分仲良くなっており、その子大学での活躍勉強内容、高校時代の事なども話すようになっていた。大学彼氏がいる事も聞いていた。

その後当面、一緒の部屋に寝泊まりすることになった。その子も相当に虫が苦手らしく、もう戻りたくないという事だった。

何日目かの夜。

何となく2人とも寝つきが悪く、深夜にお互い起きてることに気がついていた。

その頃には僕も好意を抱いていて、何気なしに手を伸ばしてみた。すると向こうも手を伸ばしてきてくれた。

お互い居候で、普段と違う生活。なんとなく寂しかったというのもある。

その晩は手を握って寝た。

それからは早いもので、次の日には抱きしめあっていたし、自然な流れで、ある日には寝ることとなった。

僕は当時フリーだったが、相手彼氏持ちであったため、完全に浮気である

そのままプロジェクトは無事終了し、彼女は一足先に地方へ戻っていった。

再会は早かった。

僕が自宅に戻る途中に彼女の家があったので、僕が戻る際に寄り道することとなった。そのまま2日ほど滞在し、今度は一緒に僕の自宅に行くことになった。

そして数日が経って、夏休みが終了。

一夏の恋は終わることになった。

その後は4年ほど音信不通

4年後。

ふとしたきっかけで連絡を取り合うようになった。

きっかけは忘れてしまったが、ラインでやり取りするようになった。

お互い社会人になり、お互いの出張などの機会で会うようになった。頻繁な時は1年に3回くらい。気がつくと1年2年間が空いて会ったりしていた。ただ会うといっても食事したり、移動の隙間の30分だけだったり。

この頻繁とは言えない、デートなのかなんなのかよくわからない事を繰り返している間、僕は別の女性結婚して子供がいて、彼女学生時代とは違う、結婚するかもしれない彼氏ができていた。

そして今日

何度目かわからないデートのような日。彼女提案水族館。周りはカップル家族連れ。混雑の中、のんびり見たいところをじっくり見る。お互いのペースを尊重しつつ、もう何年も付き合ってるかのように、ストレスなく。はたから見たらただのカップル

ゆっくり見て、少し遅めの昼食。

そしてそれぞれの次の予定まで小一時間空あるので、コーヒーを飲む。

遅くもなく早くもなくお互い心地よいペースで会話。

彼女「そうそう、やっと引っ越すことにしました」

僕「お、とうとう結婚する腹を決めたの?」

彼女「そうなんです。だらだらしてましたけど、もう新居も決まって」

僕「おめでとう!籍は入れたの?」

彼女引っ越しからですねー」

僕「結婚式はやるの?」

彼女「やりたくないですー」

などなど。

やっとこの子にも幸せパートナーが出来るんだと。嬉しさと寂しさと。

僕「全然意味のない話なんだけど」

彼女「なんですか?」

僕「なんで僕ら結婚しなかったんだろう?」

彼女「え?だってあなたが振ったじゃないですか」

僕「え?」

彼女わたし、要らないって言われましたよ?」

僕「えーー、言ってないよ。彼氏いたやん。僕はずっと付き合いたかったし、結婚したいなーと思ってたよ」

彼女「えー、そんなー。ずっと振られたと思ってました。」

僕「え、ということは12年間も振られたと思ってたの?」

彼女「そーですよー。えー、こんなことってあります?えー」

僕「お互いはっきり言わないとダメだったねー」

彼女「そーですねー。あー、そーかー、あなたとは浮気不倫しかしてないやー」

僕「そーだよー」

彼女「えー」

僕「残念だー」

彼女「うん、残念。」

僕「もうあれだね、お互いフリーになったら結婚しようよ」

彼女「あー、それしかないですねー」

などなど。

そして話が尽きない所でタイムアップ

駅までの道。

僕「ちょっと手を繋いでいい?」

彼女「あー、手を繋ぐの、すごい不毛だ!」

僕「そーだねー、すごい僕らにぴったりだね、不毛って言葉12年間の不毛関係。」

彼女不毛でしたねー」

と言いつつ、僕らは手を繋いで歩きました。

お互い少し歳をとったけど、それは12年前、初めて手を繋いだ時と変わらない感じ。

まさか12年前の感覚を思い出すなんて。

このまま、僕らが結ばれないことを祈ります

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