いやー、思ったより良かった。
テレビで放送されるものをわざわざ映画館に見に行くのはどうよ?って思ったけど、テレビ放送では気付けないことも気付けた。
まず、予告編がなくて、定刻でいきなり本編上映始まるのが驚いた。
いままでの映画経験から、CMとノーモア映画泥棒が挟まれるのかと思ってた。
純粋に本編だけを楽しめるって、没入感が高い。
細かいところまで見えて、どんだけ画面作りにこだわってんのかと。
瞳に映る反射光の揺らぎも見えるし、ぼかした背景も細かく描かれてるのがわかる。
ガヤも適当なガヤじゃなくてちゃんと街の騒音になってたり、軍の基地を意識してガヤってるのが分かる。
風景音もすごいこだわってる。
暗い館内のいたるところからグスグス聞こえてきて、「花粉症かな?」と思ったら、みんなガチ泣きしてんのね。
自分は「ほーん、そうきたか」って感じで、まあ感動したけども。
3話連続で見る意味あんのかなと思ったけど、お母さんの手紙まで一気見して8~9話と10話が対比になってるのがわかった。
感謝祭でヴァイオレットちゃんの首筋の傷を見て目をそらしたのは変な性癖じゃなかったんだね。
終わった後、エンドロールまで誰も立ち上がらないの、お行儀良いなあと思った。
全部が流れた後に、拍手が沸くのもなんかすげえなみんな。
年齢層も比較的高かった気がする。