私の中で、以下のテーマはそういうことになっている。
自分の命をどんな風に処分するかは個人の自由であり、「どんな風に」には当然他人の介助を受けて自殺を遂げることも含まれるべきではあるが、自殺幇助や嘱託殺人を非犯罪化などしたら「頼まれたんです」と言い繕う殺人犯が続出することは目に見えているので、自殺を幇助した人を罰するのは良いことではないが仕方ないことだと思う。
人を殺すのは銃ではなく人であり、銃そのものはただの道具に過ぎず、非生物の的や狩猟対象の動物に向けて撃たれる分には問題ないので、本来取り締まるべき正当性は存在しないのだが、現実問題として銃社会がどんな有様になっているのかを見ると規制の厳しい現状はまだマシであり、自由を不当に制限するのもやむを得ない。
「性犯罪者の多くが男性なので、男性の乗車お断り」というのは典型的な差別であり、また男性の性犯罪被害者を排除していることにもまるで正当性は見当たらないが、電車内での性犯罪の横行という現実(そしてそれは女性差別を背景にしている)を前にした緊急避難的な措置として、「より小さな悪」として認められるべきだろう。