ワークアラウンド(workaround)って一般単語だと思ってたけどIT用語なのね。
ワークアラウンド(英: workaround)とは、コンピューターにおいてシステム上で問題が発生した際の応急措置のこと。一時しのぎに過ぎないので後々抜本的対策が必要となる。ただしその場しのぎだから悪いということではなく、ワークアラウンドを考え出すにしても、根本的対策を考え出すにしても、創造性や発想の転換が要求されることは変わりがないということが多い。
例えば、地盤沈下で車道の真ん中が陥没したとする。
道路を通行止めにして、お巡りさんが立って交通整理するのがワークアラウンド。小さい穴なら丈夫な鉄板をかぶせて上を通れるようにするとかね。
ちゃんと穴を埋めて舗装し直すのが抜本的な対策。
応急措置には問題がある。通行止めにされたら通れないからな。他の道で渋滞が起きるかもしれない。
でも再舗装には時間がかかるし、かと言ってほっといたら車が穴に落ちて大変なことになるから、差し当たっての応急措置はすぐに行う必要がある。
で、女性専用車両は痴漢問題のワークアラウンドとしてある程度の効果があるようだ(どうやら効果測定はされてないっぽいけど)。
「差別的で正しくない」とか「根本的な解決になっていない」とか批判があるけど、一時しのぎの応急措置なんだから別に構わないと思う。
問題は、抜本的対策に向けた動きを誰もしていないように見えること。
鉄道会社はひょっとして、女性専用車両を作っただけで何か成し遂げたような気になってやしないか?
それとも単にアピールをしてるだけで、抜本的解決をする気なんてないのかな?
はっきり言って、痴漢問題に関して鉄道会社は加害者側に立っていると思ってる。
痴漢に対して痴漢を行いやすい場を積極的に提供してるんだもん。ちょい前に批判されまくってたブラックボックス展と変わんねーじゃん。
男女間で叩き合ってる人たちが多いんだけど、振り上げたその拳は最寄りの鉄道会社に向かって叩きつけた方がいいと思うよ。