2018-02-05

秒速5センチメートル次回予告(ボトムズ風)

明里との再会を果たした貴樹を待ちうけていたのは、種子島への転校だった。

宇宙を見上げる人々の心に住み着いた夢と野心。

潮の香りロケット燃料匂いとが混ざり合う南海の島。

ちゃちな信義とちっぽけな優しさが、悲しみの傷口を広げてゆく。

そう、気づかぬうちにじわじわと。

次回「コスモナウト」

波の向こうから少女は微笑む。


何もかもが、摩天楼に消えた

抱き続けた想いも、芽生え欠けた恋も

全てが振り出しに戻った

貴樹は死んだ魂を疲れた身体に包んで、蜃気楼の街をさ迷う

愛を夢見たのが幻想なのか

心の渇き幻想を生むのか

想いの果てに愛を見るのが幻想に過ぎないことは、誰もが知っている

では、線路の向こうにいるのは誰だ

次回「秒速五センチメートル

その時、貴樹は振り向いた

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