2018-02-03

結局、誰かが貧乏くじを引くしか無い

保育園話題が定期的に出てくるが、結局のところお金の話が主題になる

高所得者夫婦は「自分達はたくさん税金を払っているのに、保育園が使えないなんて」と不満を漏らし、

それに対して低所得者シングルマザーが「金持ちの為に貧乏人は子育てを諦めろというのか」と反発する

しかし「誰でも子供を預けられて、しかも利用料も安い保育園」の実現には多額の税金投入か、奴隷待遇保育士必要になる

老人に使う予算を減らして、子育て世帯に配分すべきだという人もいる

だが高齢者医療介護予算を減らせば、それはそれで高齢者を抱えた現役世代負担が増える

労働力確保という視点でみれば、子育て支援の為に介護手当を減らし、その結果として仕事を辞めて親の介護に専念する人が増えた、というのでは本末転倒だろう

効率化によって無駄を減らすというのにも限界がある

無駄を減らすという事は普段130円かかるものを、120円で賄えるようにする様な事だから

長い目で見ればそれで100万円貯金できるかもしれないが、今すぐ必要な物を買うための10万円をなんとか財布からかき集める際にはあまり役に立たない

手持ちの物を売ったり、買うつもりだった物を諦めたりする必要があるだろう

子育て介護問題も根っこはそういう話だと思う

使えるお金には限りがあって、どこかを手厚くするにはどこかを手薄にするしかない

では、どういう基準でどの予算を減らすのか? もしくは誰から搾り取るのか? というのが問題になるのだろう

みんなで苦労を分かち合いましょうという形にはならない

建前としてはそうであっても、現実は誰かに貧乏くじを押し付け解決する事になる

さて、誰が貧乏くじを引くことになるのだろうか?

とりあえず俺は貧乏くじを引く側になりそうだな、と思っている

  • 私立の幼稚園は、母のママ友もいい人多かったし、結局人脈的なものを考えると 公立に比べて、お金はかかったかもですが、良い事もあったのではって思います。 少数派なのかな。お金...

  • かつて貧乏くじを引いていたのは専業主婦だった。 昭和の時代は女性が会社に残って仕事を続ける道はほとんどなく、 そもそも簡単な仕事しかさせてもらえず(女性の深夜残業は禁止!...

  • こういう話が出ると必ず分断は良くない、と諸悪の根源は国の所為、という意見が出て来るが 弱者の味方をしろとか言ってる連中が弱者の搾取をしてるとか、 全ての人間を賄うだけの...

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