筑波大学(茨城県つくば市)の建物で、渡り廊下の屋根が落ちたという。この建物は筑波大学創設のときに完成した一番古い部類の建物である。
しかし、この建物の回収工事は全然行われておらず、崩壊するまで、渡り廊下の屋根が落ちるまで改修はされていなかった。
検査をしなかった大学も問題であるが、そもそも改修する予算が確保できないくらい予算を削っている文部科学省が問題なのである。
いつ渡り廊下の屋根が落ちるかどうかわからない危険な場所がどうしてスーパーグローバル大学のトップ型になるのだろうか。
現在「人づくり革命」という政策で高等教育の無償化と政府が言っているが、その前に既存の国立大学に必要最低限の投資すら回っていない。
年々国立大学への運営交付金が下がっているが、最低限を切り詰めてはいないのだろうか。
政府は新しい政策を打ち出す前に現状をしっかりと考えてほしい。
このままでは、無償化しても高等教育を受けることができなくなってしまう。