トレンドに上がってたのでサンフランシスコ市議会での議論を見てみた。
http://sanfrancisco.granicus.com/MediaPlayer.php?view_id=178&clip_id=23681
これに限ったことじゃないけど、なんで日本のおっさんていうのは負け方が下手なんだろうなと思う。
戦後70年経ってまだグズグズ言ってるのもそもそもがこの「負け方が下手」ということに尽きると思えてしまう。
何回も何回も韓国が謝罪と賠償を求めてくることについて「韓国の下品な国民性」のせいにしてるけど、それだけじゃないだろう。
目良とかいうおっさんが議長に注意されたり、発言が終わったあと元慰安婦という女性が不規則発言したりといろいろあるけど、どうしてこういう場所でこういう発言するのかとマジで不思議でたまらない。
そんなにまでして「自分らは悪くない。悪いと認めたら日本民族の恥」にこだわる理由って何なんだろうと思う。
ここからは少し話が大きくなるけど、自分の知っているおっさん連中というのは謝ることが非常に下手だ。
間違いを認めるのも下手だし、一度自分がした発言を引っ込めるのもド下手だ。
他の人から意見を言われるとまるで自分がバカにされたかのように怒り出すし、理論よりも目先のプライドを優先させて自分の意見が通るかどうかに非常にこだわる。
そしてそういう傾向は会社の経営者や大学の教授など、高所得者やインテリなどいわゆる社会的強者に非常に多い。
おっさんと書いたけど、同様の立場にいる女性(おばさん)にも全く同じ傾向をしている人が多数いる。
・質問があった時には肯定的に、そして「素晴らしいことに気づいてくださいました」という姿勢で説明し
・事前に根回しをして賛成してくれるように接待をして
・その計画や研究がかなったときにはあなたがトップとなりますということを示して
というところまでしないと話し合いがまとまらない。
実際に提案内容を作るよりも、こういうご機嫌取りのために使う時間の方が膨大でそれが残業代を圧迫していると言ってもいいくらいだ。
でも自分のような下の世代がこういうご機嫌取りをしているからこそ、富裕層や経営者層のおっさんやおばさんは「議論は周りが自然に自分を持ち上げてくれるもの」という思い込みを持つようになるのかもしれないと思うようになってきた。
だからといってそういうやつらに真っ向から逆らった提案をしたり、議論で完膚無きまで叩きのめしてもそれで自分の提案が通ることはない。