結構前から気になっていて、ずっと読みたかったのだけど、一冊1,200円くらいして上下巻で・・ちょっと高いな、と思って敬遠してました。
キンドルアカウントにも買って読んでない本が300冊くらいあって、まあ全部読み終わってから買うか。その間にセールでもあればラッキーだと。
で、昨日くらいになんとはなしに値段を確認したら半額位になってたんですよね。
キンドル自体、どんなセールをやっているのかいまいちわかりづらくて、外部のキンドルセールを羅列したサイトを利用しているんだけど。
なんか書いといて欲しいよね。
それはそれとして、学生運動をテーマとした話は好きで、当時インテリを中心に流行した『共産主義』というファッションが今見ると滑稽であるし、それでも自由だ、平和だ、理想だと振りかざしながらお互いを監視し、血を流し合って、薄汚く滅びていった馬鹿者どもの群像劇は面白いのだ。
それで、読んでいていちいち気になるのが、主要登場人物の一部のキャラクターにおいて名前がNとかTとかMとかSとかKのイニシャルで表記されるのだ。
Tはどう見ても北野武をモチーフにしているだろうし、Mは三島由紀夫、主人公のNは永山則夫だ。KやSも当時の活動家が当てられている。