先日、前の職場の同僚に久しぶりに会った。
仕事を含めたお互いの近況を報告しながら話は僕が辞めた時期から行われた勉強会の話になった。
僕はその勉強会が開始される数日前に退職した為参加したことはない。
具体的に何をしているのか話をきくと、社長のチョイスした書籍の朗読会をしているという。
書籍のタイトルはきいていないが、ざっくりと成功ビジネス書みたいなもののようだった。
それを就業時間後に30分~1時間かけて皆で順番に朗読し、どう思ったか意見を言うだけだという。
更に驚いたのはそれが月2回あることだ。
僕が辞める前に聞いた時は月に1回の話だったので「ご愁傷様」とつぶやかずにいられなかった。
もちろん不参加も可能だときくが、社員10人にも満たない小さな会社でだれがそれをするのだろう。
参加しなかったところで陰口をたたくような社員は一切いない。
結局は社長の不機嫌さをかい、それが日々の不機嫌バロメーターの栄養となり
ある日突然爆発させ業務時間中に鳴りやまぬ電話を無視して社員全員を会議室に招集し
そうなると他の社員さんにも申し訳なくなる為、結局特別な事態(親が倒れたとか高熱だとか)を除き
勉強会という名の社長のオナニーに強制的に付き合わされるしかないのだ。
その結束力は決して社長への反発・暴動に向かないものであった。
よい意味でも悪い意味でも反抗的な言動をする社員は僕だけであった為、
特に僕のいた部署の社員のみんなは反骨精神がなく、言われたことにはい、はいと従っていた。
今月はもうあと一日で終わるが、