東京都中野区にある中野駅には、駅付近まで自転車でやってきて電車に乗る人が多い。
都内で、徒歩で隣の駅に歩いていける距離に駅があったりする駅なのに、自転車でやってくる人が多い。
そして中野駅には、駅前近くに自転車置き場はなく、ちょっとだけ遠い。
それなのに、自転車で駅に来る人が多い。
そこそこの規模の自転車置き場が何箇所も存在していて、置き場が自転車で埋め尽くされているので、それだけ多いということだ。
中野駅が最寄駅の人は徒歩で駅に来るため、わざわざ自転車で来る人々は、他の駅が最寄の自宅に住んでいる人達と推測している。
他の路線だと乗り継ぎが不便だとか、会社等から支給されている交通費と実費の差分をを少しだけ浮かせたいのかわからないけれど、
これらの人々の挙動は、中野ブロードウェイ、中野サンプラザ、再開発されたセントラルパークといった魅力あふれる中野の、
もちろん全ての人でないが、中野駅に自転車でやってくる人々の多くは余裕が無く、自転車マナーがすこぶる悪い、ように見える。
歩道をスピードを出して走り、速度を落とさず、焦点の合わない目で歩く人に自転車で突っ込んでくる。
老若男女、だれもが皆同じような表情で、無表情で突っ込んでくる。
電動アシスト付きで、前後にチャイルドシートやらカゴがついてて、インディアンモーターサイクルみたいになってる自転車。
知らないだけで起きているのかもしれないが、よく事故が起きないものだと日々思いつつ余所見をしていると、
目の前に焦点の合わない目をした人が乗った自転車が目の前にいたりするので、集中しておかなければならない。
少しだけ遠い自転車置き場に自転車を停めた人々が駅に向かう場面においても、皆必死の形相で歩いている。
普通のサラリーマンが通勤する時間に、やっと電車に乗ろうとしているくらいだから時間ギリギリなのかもしれないが、
朝、中野駅からどこか(上り、新宿方面)に向かう人は、どんな状況でも、他の所から中野駅にやってきた人にほぼ道を譲るような事はしない。
南口の自動改札を出るやいなや、出てくる人の群れにダイアゴナルに切り込んでくる黒いポロシャツの中年男性が左側から現れる。
肩を突き出してくるため、ぶつからないよう少し右側に避けることになる。
その瞬間、右側からまたスーツのサラリーマンが肩をいからせてスピードを増す。
一瞬の出来事ながら、うまく避けることができ、ぶつからなかった事に安堵しほんの少しうつむき、顔をあげると、
正面から顔を見据えながら大またで歩いてくる中年の女性がすぐ目の前に。。。
体を真横にし立ち止まるしか選択肢がなく、ぶつかることは避けられたものの、
中年女性が肩にかけていたバッグの角が胸板に突き刺さり、靴半分だけ後ろずさったその瞬間、後ろ足を若いOLさんに蹴りあげられる。
すべてクリアできた日は清々しい気分になるし、日頃のトレーニングの成果であると満足できる。
夕方になり中野駅から帰る時、中野駅に帰ってきた人々が大量に番線ホームから階段を降りてくる。
もちろん、これから電車に乗る人がホームへの階段を上る際、下りの人々が階段を占領し、上る人のために人1人分の隙間も与えてはくれない。
これも難関だ。。
大久保だけどそういう人見ないな。 大きめの駅だとそんなもんなんじゃない?
自転車が歩行者に突っ込んでくるポイントがいくつかあるのだけれど、 今朝、警察車両が停車していてそのおかげか、その場所は快適だった。 何かあったのかもしれない。