2017-09-06

父に復讐をした

父に向かって、大学生からずっと、風俗で働いていたことをバラしてやった。

いつも通り、モノに当たって壊して恐怖政治でなあなあに済ませようとする汚い肉塊の動きがピタッと止まったのが面白くて、笑いそうになった。

父は私が生まれる前から風俗通いだの女遊びがひどかった。物に当たる形での暴力が多くて、酒を飲んで暴れるから物心つく前から女と酒の話で家庭内はぴりついていた。

幼稚園も、義務教育中も、すべてにおいての学校行事地域の参画しなきゃいけないイベントだとかに来てもらったことも、お休みに遊びに連れて行ってもらったことも無い。父としてなにをしたかといえば、金だけだと思う。それだって、何度目かの浮気がバレて、厨二病真っ盛りだった私が父の会社に乗り込み受付で父を出さないと自殺すると大騒ぎした際にその場で書かせた誓約書によるものだ。

だいぶ昔に、産まなきゃよかったと言われた。髪を引きちぎられて、湯船に顔を沈められて怖くて、お父さんに殺されると言って警察を呼んだことを覚えている。まずそもそも産んだのはお前じゃねーんだけど。

そこから完全に私の意識はどうにかしてこの男に絶望させてやりたい、の一心だったように思う。

そこそこな高校大学に行って真面目ちゃんのふりをして司書教諭とか教員免許とかもろもろ、色々と資格をとった。こんな人間は人を教える資格がないことは自覚していたので教員にはならなかったけれど、それなりに名が知れている大手就職した。別に自分の育てた子供でもないのに、地元底辺おっさんどもに吹聴して回るこのクソ男が憎くて仕方がなかった。

それでもここ数年は酒の量は増えても女が見当たらなかったから、50手前で離婚のために奔走するのも母が疲れてしまうだろうと思って特にアクションは起こさなかったのに、5年以上前にバレた外人パブの女とまだ繋がっていることが判明した。「◯ちゃん、おやすみ(ハート10個くらい)」のLINE送信せず寝落ちしていたのを見られる、という無様な姿だった。

もう限界だと母が言ったので、それならきちんと腹を割って話しをして終わらせよう。ということになったけれど、あの男は自分存在が上でないと許せない人種で、自分の納得のいかないことはすべて陰謀にする人間であるので、まともに自分の非を認めるはずもない。

逃げに逃げを重ねるのをみかねたので、お前の父親稼業の成れの果ての私はここまで落ちぶれてるんだけど、それでもこんな態度をとるの?と聞いた。

小学生に上がる頃には父に対し憎しみしか抱かなかったこと。友達のお家に土日に遊びに行ってお父さんが普通に在宅している家庭に負い目を感じて引きこもりになったこと。父方の実家に送られた際に祖母や叔母に円満な家庭であると嘘をつくことが辛かったこと。やりたくもない行政書士とのやりとりを代行させられて精神的にストレスであったこと。産まなければよかったと言われた中学生の当時からずっと向精神薬睡眠導入剤が手放せないこと。どのようにして生きれば父に復讐ができるかを考えて、「夜の女にうつつを抜かすなら私もそこで働いてやろうかな、ちょうどお金もないし。」と夜職を選んだこと。

おおかた吐き出してやったのになんにもスッキリしなかった。自分のやって来たことに対しては顧みず、ただ自分の娘が夜をやっていたこにのみショックを受けているようだった。すべてお前がやったことが原因なのに、本当にクソ男だと思う。

うっかり社会人になったので風俗はやめたけど本当はオナクラヘルスソープと在籍を変えて行って円光もしたし今だってソープから引き抜いた毎回8万くらいくれるパパ(笑)がいる。それでも恥が勝ったのか、ただ風俗で働いた、ということしか言えなかったけど。自分がここで働いたことは別にお前のせいだ、と正当化するつもりはない。ただ、精神的にショックを与えられたらいいなとは思った。

離婚をしたら母の戸籍に入り、やがて母の戸籍からも抜ける。子供も産むつもりもない。正しい家庭と正しい父親を知らないからきっとろくな家庭にならないと自覚している。なにより私は一人っ子から、このクソ男の血縁は私の代で終わらせなければいけないと思っている。

まだ序の口だ。自分のしでかしたこと、20年以上ずっと家庭に与えたダメージを気づかせられている気がしないから、これ以上の絶望を与えるにはどうしたらいいのか、ばかりを考えている。

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    • もう一つ言うなら、増田は今となっては「恨みを晴らす事」に力を注いでいるが、そもそもの出発点は「愛して欲しかった」がその原動力なっているのだろう。この想いが満たされない...

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