2017-08-29

私の友達たちを。

もう十三年来の付き合いになる小学校からの幼馴染の一人の女の子がいる。彼女褐色の肌でほっそりとスレンダー大人っぽく背の高い可愛いである。病的に白くどちらかというと胸や腰に肉付きがよく童顔すぎて背の低い私とは真逆である。進路が似ていたり、部活で苦楽を共にしたことで、この数年でもっともっと仲良くなった。

洋服音楽などの趣味の話や死生観恋愛観まで色々なことを話した。その中で彼女恋人友達の違いがわからないし恋愛する理由もなにもわからない、というようなことを言っていた。私はその人と自分特別な仲で他の人には侵入できない範囲にいると周りに示せる特権を得ることでは、と答えた。彼女はよくわからないな、という顔をしていた。

そんな彼女最近Twitterで仲の良い男の子がいるようだった。物腰が柔らかく優しいけどたまに適当だったりおちょくったりする返答をしていて人として可愛いな、と感じた。聞くと彼女と彼は家族ぐるみで仲が良く保育園から小学校の間一緒にいたが、女子校男子校に分かれた中高は全く交流がなかった。しか大学生になりTwitterでまた再会したと言う。片方は青学、片方は明治である

私も小学校は彼と同じ時間を過ごした身なので、Twitterで3人プラスもう2人の女の子の幼馴染の5人でよく話すようになった。果てはリアルでも会うようになった。少し緊張したが昔の面影が残っていてネット上と同じように柔らかい人物だった。4月から夏まで様々なことをして遊んだし話した。話の中で彼も褐色彼女恋愛に関して似たような価値観を持っているらしいことがわかった。

そんな中、その褐色彼女が別のところで、彼と恋愛関係になろうか、結婚できるだろうか、というようなことを話していた。楽しんでいるようだった。今の現状も友達以上恋人未満な彼との関係も。とても大事で分かり合えて、しっかりもの彼女が甘えることもできる関係らしく、信頼しきっているようだった。

そのことを知って以来とてもももやしものがずっと胸を占めてやまない。

恋愛なんか、というスタンスを取ってたにも関わらず恋愛を楽しんでいるところに苛立ちを感じているのか、とても良い人な彼を独り占めされたようで寂しいのか。

それとも、人生の長い時間を共に過ごしてきて憧れでもあり親友でもあり正反対性質なのに一緒にいると楽しくてしょうがない大好きな大好きな彼女をとられたようで辛いのか。

どれなのか、全部なのか、原因はまだわからないけれど一人暗闇に取り残されたようで、恐い。

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