http://itochan.hatenablog.com/entry/2017/08/14/083000
なぜ公開する必要があるのか?
今の時代に「公開する」ことのメリットは全くと言っていいほど無い。
10年前なら「(a)ある目的を達成するために必要なツールが無い」→「(b)自分で作りました」→「(c)他にも同様の理由で困ってる人がいると思うのでサービスを公開しました」という話は、無くはなかった。
今現在、まず(a)からして怪しい。Googleで検索すれば欲しい物は大体手に入る。少なくとも「気軽に作れる」程度のものであれば、気軽に検索すれば気軽に引っかかる。その程度のものだ。
しかし運が悪いことに探しても見つからなかったとしよう。次に(b)だが、これの敷居も下がった。プログラミングの土台は整っている。なにせ自分で「気軽に作れる」とか言っちゃう程度の簡単さだ。
さて、出来上がったツールを使って自分の目的は達成できた。(c)に移行するか?「同様の理由で困っている人」はどれだけ居るのか?手間暇かけてサービスを公開するに見合うほどの利用者数が見込めるか?
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サービスを見る眼が肥えてきたためか、誰でも「気軽に作ったサービス」と「他には真似できないサービス」の区別ができるようになった。
端的に言えば「他に真似できるサービス」は空気で、あなたの問題を解決するには有用だが、公開するには値しないのだ。
作るなと言っているのではない。作れ。だが公開は不要だ。
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公開APIを組み合わせる、いわゆる「マッシュアップ」は、データの源が同一であるためデータ以外の点で差別化するしかない。
興味深いことに、公開APIを使用する・しないに関わらず、差別化の難易度は大して変わらないことがわかる。