増田アースにおける最初の知的生命は高緯度地帯に生まれた。 それが悲劇の始まりであった。 サケ(類似生物)漁により富を蓄え貧富の差が拡大した文明の中から 複数の国家があ...
増田アース外知的生命体を捜索するにあたって、ある天文学者は以下のようなことを主張した。 「我々の例から考えて生命が知性を養うためには冬眠に迫られるほどの 気候の変化が不...
モレツ帝国とテイジー同盟が接触したとき、国力においてモレツ帝国は圧倒的な優位に立っていた。 その差を埋めた要素の一つは、強制的な冬眠打破によりモレツ帝国内部で社会不...
攻めあぐねるモレツ帝国に対して、テイジー同盟も有効な反撃ができているわけではなかった。 建前では彼らは全知的生命に自由な冬眠をもたらすことを国是としていたが、 赤道地帯...
テイジー同盟成立以来ずっと続いてきたともいえる 増田アース最初の世界大戦は思わぬ形で集結した。 地軸がこけた。 以前書いたように増田アースに大きな月はない。 その...
むかしむかし、モレツ帝国勃興前。増田アースのある国に、蛮丁と呼ばれる大王がいた。 彼には言語能力に問題があり、意味不明の一言しか発することができなかった。 この時代は...