いろいろ思うところはあるんだけど、長文書く気力がないので箇条書きで。
・この漫画(以下「ゆらぎ荘」)は、キャラ一人一人の人格を丁寧に描写していて蔑ろにしない
・主人公のコガラシは逆に、さわやか男前という記号だけで出来ている感じもあるが、そこは狙ってのことだと思う
・コガラシはもちろん、脇役たちも概ね嫌がっている女の子に無理やりHなことをしたりはしないし、事故なら謝る
・上記に反することをしたキャラは怒られるかコガラシにぶっとばされて、いい目だけ見て終わることはない
・コガラシも何でもぶっとばすわけではなく、話し合いで解決できることは解決するので、ぶっとばされるのは本当に悪いことしたやつ
・むしろジャンプ文脈の中では最大限に女の子の人格を尊重しているとさえ感じる
・ジャンプ文脈自体がやや古臭い男尊女卑さを引きずっているのは、あると思う
・そういうのはHなシーンよりも「ブスに懐かれて逃げるギャグ落ち」みたいなところに感じる
・「ゆらぎ荘」に全く問題点がないとは思わないが、作者ができる限り女性を尊重しようとしている努力は認めてあげてほしい
・ジャンプの問題点を指摘するような人たちは、そういうのを取り上げる人々の中でも先頭を走るトップ集団のようなものだと思う
・社会の構成員全てがトップ集団と同じ速さで走るのは無理だが、トップ集団の牽引によりゆっくりとでもそっちに向かって走ることはできる