2017-07-06

https://anond.hatelabo.jp/20170706111132

一切のビジネスにならない税収に繋がらないというのは、確かに極端な考えだというのは説明してもらって理解できた。量産体制の中で栽培される品質の高いモノはある程度の市場価値を持ち続けるのは間違いないと思う。

ただ、この場合においても社会的危険性が排除できるかというとそうは思わない。まず、有効成分の高い品種日本気候で育たないという情報確認できなかったし、大麻の自生力そのものを改良するのが難しいのは間違いないだろう。種子を持ち込めば日本でも改良品種が自生する可能性は十分ある。海外での設備投資をして行われる生産方法あくま品質確保と量産体制の為のものだろう。

そしてコモディティ化した場合違法組織が参入するメリットがないということだが、これはその可能性もあるという程度のものだと思う。仮にタバコの成分がタンポポから取れるとなった場合違法業者劣化タバコ生産して正規タバコが高いと感じている低所得層に売りつけるという事態は容易に想像できる。それをしないのは、実際は栽培コストを考えると商売にならないからだ。違法組織が参入してくるかどうかは、価格設定や需給次第だろう。しかも、違法組織撤退したとしても、個人での小遣い稼ぎとしての栽培まだ食い止めることはできない。その場合は、品質保証されない安全性の低いもの流通することになる。組織化された犯罪から個人レベル犯罪へと変化するだけかもしれない。

別の視点からもう一つ。大麻合法化問題は、対違法組織、対ギャング治安健康だけの問題ではない。

優先順位の上位はその内容で間違いないし、社会システムを大きく変化させるにはそういった喫緊課題必要だ。

やはり、大麻を取り巻く事情日本海外では大きく違うということを無視しちゃいけない。大麻合法化議論をしている国では、大麻使用したことのある人が四人に一人はいるような状況だ。アメリカに至っては二人に一人。一方、日本では百人に一人。海外では、大麻ドラッグとして取り締まるのか、アルコールのように各種法整備で取り締まるのか合理的手段選択しなければいけない状況にある。治安と言っても意味は広いから、そういった課題のある状況だからといって安心に暮らせないかというとそうじゃない。そういう意味治安が悪い訳ではないのはその通り。ただ、対応を迫られていない日本合法化すれば、未成年使用規制運転時の禁止公共の場施設での禁止など起き得なかった取り締まりを始めなきゃいけなくなる。そんな馬鹿なことはするべきじゃない。実際、違法大麻嗜好品としての定着なしに、大麻合法化議論をしている国は今のところ確認できてない。

大麻使用個人権利にするかどうかについても当然社会の現状、影響を考慮して国ごとに決めるものポルノやらなんやら上げてるけど全部国次第では禁止されてるものじゃない。どっかの国でありだからうちもなんて決め方はあり得ない。

  • メキシコもアメリカも禁止しているからこそ違法組織の資金源になった。禁酒法時代のアルカポネと同じ構図。合法化すれば酒、たばこと同じ扱いになるだけ。 大麻使用者をいくら取り...

    • よく言われる禁酒時代のアルカポネと同列に扱える物じゃない。これも、大麻合法論者がよく使う勘違いに基づく例えだ。流通して既に嗜好品として定着してるものを禁止すれば、闇の...

      • 嗜好目的での販売を合法化してしまえば、それは野菜栽培、飲食業、ドラッグストアと変わらなくなるわけで わざわざ犯罪組織が参入するメリット、優位性ってのがなくなる。単なるビ...

        • それも大嘘。なんども書いてるのに重要なポイントを無視する。 大麻草は、日本に広く自生してる植物。ほとんど雑草と言っても良い。種を撒いときゃ生えてくる植物は全面合法化と...

          • 大麻の野生種は栽培に手間がかからないからといって、栽培品種の商品価値がなくなるわけではない。日本ならタケノコ(孟宗竹)がいい例。 そして野生種と品種改良を繰り返された現...

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