○調子
被害妄想がひどかった。
アパートに一人でいるのに、母親が怒る声や、父親が僕を田んぼに落として殺そうとする声が聞こえてくる。
念のためアパートの周囲を見回ったり、部屋の押し入れや台所の物入れを漁る程度には、精神的にやられてた。
頓服飲んで横になってたら、日が落ちてきてからぐらいから、薬が効き始めてだいぶ楽になった。
とは言え、シンドイはシンドイ。
この短い文章を書いてる間に、また被害妄想が広がり出して、今もドアを開けたら誰かいる気がして、十分ぐらいドアの覗けるところから外を見張ってしまった。
気持ち悪い。
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