ウチのアラフォー上司は、暖かくなってくるとナチュラルストッキングをよく履く。
普段はオシャレで品のある上司なのに、ナチュラルストッキングを履くだけで、やたら野暮ったくなってしまうのが残念だ。
ファッション性に何も寄与しないのっぺりとしたベージュのそれには、歳だからとか、まだ肌寒いからとか、後ろ向きな理由しか感じられず、それを分かっていて履くということに、年齢によるある種の諦めを感じざるをえないのだ。
だから、すごく惜しい。年相応のアイテムといえばそうなのだろうが、最後まで逆らってほしいファッションもあるだろう。ナチュラルストッキングはまさにそれだと思う。
なんとかして遠回しにでもこの想いが伝わるといいんだが…。