病状はよくなったり悪くなったり。一日中、何もする気力がなく寝込んでしまったり、友達と会う約束をしていたのにどうしても立ち上がって出かけることができない、という日もあれば、一日普通に過ごせる日もある。
でも、最近は調子がよいと感じる日が増えてきて、少しずつ回復を実感してきている。以前には、ただ食べて寝て、少し家事をして生きているだけでせいいっぱいと感じていたときがあったけれど、今はちゃんとしなければと気力が出てきている。
今日は復職の前段階として、9-17時くらいの間、外に出て頭を動かすことをしてみようと思った。朝から午後過ぎまではハンバーガーチェーン店で、午後2時くらいから近所のカフェで過ごした。
午後のカフェは個人経営のすごく素敵なカフェなのだけれど、平日はお昼時以外は客はまばらだ。
平日の昼間に長時間滞在している私を、お店の人はいったい何をやってる人なのだろうと不審に思うだろうか。
最近、そのカフェで本を読んでいると、コーヒーを運んできたお店の人がなんとなく本をのぞきこんでいるような気配を感じた。
長時間滞在するときは、追加注文することが多かった。単純に甘いものを食べたくなったり飲みものを飲みたくなったりする、ということもあるし、なんとなくお店に滞在している分お支払いしないと申し訳なく思う気持ちもあった。
ただ、最近は休職期間が長引いてきて、少し節約しないといけない、という気持ちが芽生え始めていた。
今日ははじめに食事とコーヒーを頼んだ後は何も頼まず、夕方まで本を読んだりタブレットで調べものをしたりして滞在していた。
夕方、お店の人が交代のとき、話している声が聞こえてきた。「.....仕事してるんだ.....しょうがないのかなあ」「wwwwwwww」もしかしたら、カフェにずっと居座る私を批難しているのだろうか。
カフェの経営的には、勉強や仕事で長時間居座られるのは回転率が悪くなって困りものだという記事を以前どこかで読んだ。
でも、私が今日いたときのカフェは空席が多かった。私が居座っても居座らなくても、他のお客さんの入りは変わらない。
お会計のとき、ふだんは友好的な雰囲気のお店の人がやけに不機嫌で敵意を示しているように感じた。
「お仕事お休みなんですか?」そう聞いてくれたら「実は今休職中で、、」などと話すだろう。特に話して支障があることもない。でも、お店の人は無駄に話しかけたりはしないタイプの人だ。私だって、きっと平日昼間からフラフラしてて何してる人なんだろう、と不審に思われているんじゃないかと思いつつも、聞かれもしないのに自分のことをぺらぺら話すタイプではない。
もしかしたら、全ては自分の罪悪感から思い込んだことで、勘違いかもしれない。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
なんにしてもしばらくあのお店は行きづらくなってしまった。
だいたい、お会計のときに、お店の人に批難されているように感じたなら、「いつも長居していてすみません〜」などと言えばよかったのだ。そうすれば、「あ、いえいえ大丈夫ですよ。」とか「混む時間帯は遠慮してもらいたいんですよ」とか、お店の人の考えもわかっただろうし、変なきまずさを残すこともなかっただろう。
でも、そういう、対人で予想外の状況が起こったときにとっさに対応する、ということができないのが私なのだ。一人になってから、あのときはあのように反応すべきだったなと思うが後の祭、というのが日常茶飯事なのだ。