どういう流れだったかは忘れたけど
宝くじ当たったらとか
金ためて何したいか
みたいなくだらない話をしていたときだと思う
俺は最近家建てたんだけど後輩はどんな家がいい?一戸建?マンション?
みたいなことを聞いた(田舎でフルローンでも賃貸の家賃と同等か安いくらいだからか家を建てたり買ったりするのは当たり前の地域だ)
さぞピカピカな夢を語ってくれるんじゃないかと思ったんだけど
出てきた言葉は
「そんなことより(定年退職後)有料老人ホームに入りたいですね」
というものだった
それも「どうせこんな時代だし老人ホームに入るのが夢でいいや…」みたいな諦観や絶望でそういってるんじゃなく
「将来は庭付き一戸建てに愛する妻と我が子と住んで、大型犬を飼うんだ」
みたいなテンションで言ってる
もともとこの後輩は冷めてるところがあるので、そんなこと言ってるのかなと思ったんだけど
驚くべきことに近くにいた(後輩の)同世代の人たちも
「あーそれいいねー」
とか
「家もいいけどやっぱ老人ホーム用に金残しておきたいよねー」
とか言ってる
オイオイマジかよ
しかも
「今度隣の県にこんな老人ホームができるらしいぜ」
とか
「でもあそこ入居費だけで○○万円とかでしょー」
とか具体的な話で盛り上がってる
いま新築でもお前らが入る頃にはオンボロだぞというツッコミは置いといて
そんだけ具体的な話ができるということは
老人ホームに入ることを真剣に検討しリサーチしてるということだ
20代の、新婚が
それが「将来老人ホームに入るための資金」ってのはなんか悲しい
でも俺の観測範囲では20代には一定の同意が得られるってことは
「20代が老人ホームを夢見るのは悲しい」って考えはオッサンの価値観なんだろうなあ
と、なんだか寂しい思いをしたものの
これってもしかしてなんらかのビジネスチャンスなんじゃないか?
「20代に自分が入る老人ホームを売る」ってのはなかなか想像しにくいけど
なんか上手いことビジネスにできるんじゃないのか?
それとももうあるんだろうか
もしかしてまだ誰もやってないんじゃないのか?