すまない、リゼロは読んでないんだ。
要は、大きな事件の渦中にある主人公が、その事件をくり返し体験し、その中で断片的な情報を集め、その情報から全体像をあぶりだす、というもの。
それ、うみねこの方法論なんだよね。(ひぐらしのりかちゃまは、最後の最後まで主人公じゃないから)
うみねこの面白いところは、「魔法」として不可能殺人をして、それをただのトリックとして魔法を破ってみよという所。
だったんだけどねぇ・・・・・
あれは、「すべての事象は魔法ではない」という大前提を共有し、そして読者が推理可能な犯罪を構築する必要がある。
ひぐらしは、EP1で『東京』を推理するのは不可能で、裏に組織がいるか?すらも難しい。
最後の注射が実はマジックで、主人公が発狂していたんだ、に近い推理が一発出ただけだと思う。
キャラ愛で入った人や、最後から入った人は「ネタ」として消化できたみたいだけれどね。
てか、俺が何に感心したかっていうと。「死に戻って事件を再体験する」という方法をとる限り、ネタなんかほぼ考えなくても、話がミステリ的になるってことなんだよな。
ならないんだという事を、ひぐらしやうみねこで提示してくれたのが竜騎士先生なのですよ。
だって、途中までさんざん悩ませたトリックが、終盤で「空間転移もあるで~」ってやったら醒めるべ?
主人公が見た人物が「変身した別人でした」ってやるとしたら、それを読者が気付けなきゃいけないが、読者が気付けた時点で、すべての主観表現が意味をなくす。
どんな人物が何をやってようが、それは幻影かもしれないし、変装した別人かもしれない。
君の言う通り、ミステリとファンタジーの相性は良くない。 だが、ミステリとループの組み合わせは、新機軸のミステリを生み出せるんだ。 ただ、ループをそのまま使うと、「なぜルー...