元増田。
「君の名は。」についていくつか感想を見てみたが、間延びしているという指摘はほとんどなかった。
どうやら自分は少数派らしいが、せっかくなのでもう少し考えてみた。
なぜ間延びしていると感じたのかというと、「かたわれ時」のせいだと思う。
この話は、主人公の男が口かみ酒を飲んで再び女と入れ替わったところで終盤に入る。
それまでどうすればいいのか分からずに苦悩していた男の前に、ここでゴールが見えてくるのだ。
町民と、何より惚れた女を助けるというハッピーエンドへの道が。
もちろんその道は容易ではなく、多くの障害と困難が待ち構えている。
まさにクライマックスに向けて最高の舞台が整った状態。後は駆け抜けるだけだ。全力で。
本来なら物語に加速をかけて脇目を振らず突進すべき時に、しっとりとした逢い引きシーンがいきなり挟まれてくるのだ。
おかげで加速感は途切れ、話の腰が折れる。
せっかくその前後に男と女が全力で走るシーンがあるのに、ここで動きが止まってしまう。
だからテンポが悪いと感じてしまうのだ。最後まで全速力で走り切るべき場面なのに。
「かたわれ時」は多分、監督が描きたかった場面なんだろう。実際、絵面はとても美しい。
でもあの場面に挟むのはどうなのか。その前か、いっそ最後に入れた方が良かったんじゃないのか。
比較対照としてガルパンが思い浮かんだのも、終盤の疾走感のためだ。
あちらはアリスがボコの歌を歌い始めてから戦車が戦闘不能になるペースが一気に上がった。
そしてそのままの勢いでクライマックスに突入。まさに息つく暇もない展開だ。だから見る側のカタルシスも大きい。
「間延びしすぎだろう。テンポが悪い。 特に謎解き要素が終わった後のだらだら感が半端ない。 あそこはもっと切り詰めて一気呵成にエンディングまで持っていくべきじゃないのか...
元増田。 「君の名は。」についていくつか感想を見てみたが、間延びしているという指摘はほとんどなかった。 どうやら自分は少数派らしいが、せっかくなのでもう少し考えてみた...
ガルパンと比較というのは 入れ替わりからお互いのことを知って会いに行くくだりと 学園艦から追い出されて会長が撤回の条件を勝ち取るあたりとを重ねてるということ? わからんで...