2016-08-31

シン・ゴジラMX4Dの臨場感ポップコーン台無しにされた話

長年のゴジラファンであり、庵野監督ということもあってとても楽しみにしていたシン・ゴジラ

しかも、椅子が動いたり、風が吹いたり匂いがしたりと臨場感たっぷりのMX4Dで上映なんて、これは絶対見るしかないじゃないですか

そんなわけで、多忙な中仕事も家庭も一生懸命こなし、ようやく開けた時間に数日前から予約を入れました。

MD4Xの上映なので普通映画よりもかなり割高でしたが、劇場中央ベストポジションを確保できました。これは楽しみ!

ところが、当日悪夢が待っていました。

隣の席の観客が、最悪なことにでっかい箱にポップコーンをどっさりと入れていたのです。

MX4Dは座席に仕込まれた様々な演出による臨場感がウリです。

ところが、ポップコーンはその臨場感台無しにするのです。

まず、音ですね。

シン・ゴジラは静と動の切り替えが巧みな映画です。

そのため、特に静かなシーンではポップコーンをまさぐる音、歯で噛む音がとても響きます

他にも例えばゴジラが炎を吐く壮大なシーンでも、ポップコーンを噛む音で隣の観客に意識が行ってしまい壮大感が半減です。

これでは、臨場感どころではありません。

つぎに、匂いです。

隣の観客は、おそらくキャラメルバターのかかったポップコーンを食べていました。

隣の席にも、強烈な匂いが終始流れ続けます

これでは、MX4Dの演出による匂いがまるでわかりません。

石原さとみ香り嗅ぎたかったなあ。

結局、映画に集中するために、その観客の方の片耳と片鼻を 手で塞ぎながら観ることになってしまいました。

誤解があってはいけないのですが、僕が怒りを感じているのは隣の観客に対してではありません。

劇場に対してです。

MX4Dによる臨場感のために観客は高いチケット代を払っているのに、なぜポップコーン販売し、劇中に食べることを許しているのか。

ポップコーン劇場側の収益であることは分かりますが、それは映画館側の都合でしかありません。

せっかく素晴らしい技術を用いていながら、目の前の収益のために台無しにしてしまうなんて、残念でなりません。

少しぐらい多めにチケット代を払ってもいいから、少なくともMX4Dではポップコーン禁止にしてほしい、というのが僕の意見です。

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