2016-07-10

投票日を間近にして思うこと

明日7月10日参議院選挙投票日だ。

この日に向けて、多くのメディアや識者や団体が「選挙に行こう!」「投票しよう!」と宣伝が非常に多かった。

実際、若者投票率は、高齢者などと比べると低水準であるし、

政治家不祥事政治の分かりにくさで、政治に関心を持つ人が少なくなってきている。

そこで18歳選挙権が認められ、今まで投票できなかった層も新たに投票可能となり、

若者投票率を上げよう!」

高齢者ばかりに目やお金が向けられている”シルバーデモクラシー”を止めさせよう!」

と行った呼びかけや、高校出張講義若者向けイベントが多く行われた。

これらの取り組みは、とても良いことだし、本当にすべての若者投票し、高い政治関心を政治に見せ付けることができるならば、

外国と比べても、一歩進んだ政治になることだろう。


でも僕は、

「どうして選挙に行って、投票しないとダメなの?

 誰に入れれば良いかからないよー!」

と仲の良い友人や、初めて投票するかもしれない若者に聞かれたら、

別に無理して選ばなくても良いし、白票でもいいよ。

 むしろ投票が面倒くさいなら、投票しなくてもいいんじゃないかな。」

と言うだろう。


現在、僕は政治分析研究する政治学を専攻する大学院生で、体系的に10年満たないぐらい政治研究を行っている。

ハッキリ言って、普段から政治に関心があり、情報を得ている僕でも、

今回の参議院選挙期日前投票に行って、非常に困る。

おそらく僕は今回の選挙で、投票用紙に文字を書くことはないだろう。


初めて投票する人や若者が難しく考えて、無理に投票する必要はないと思っている。

確かに、投票を行うことは重要だ。


でも、一番大事なのは投票するという行為ではなくて、

少しだけ政治に関心を持ち、いざとなったら行動することができる意識じゃないかなと感じる。


投票に行けと言うのではなく、僕の言いたいことは、

投票するってどうなんだろうと思ってくれた気持ちを頭の片隅に残しておいて欲しい。

そして投票する、しないに関わらず、今回の選挙後の政治を見ていてほしい。」

ってことだ。


この参議院選挙の後に、

あなたが思いを託した政治家政党が、どのように政治を行うのか。

本当に、言った通りに政策を進めるのか。


もし全く政治が変わらなくても

自分の一票なんて関係ないんだ。

誰が政治をしても同じだ」

というように、政治に幻滅しないでほしい。

幻滅するよりも、裏切られた気持ちを覚えておいてほしい。

そして少しだけ政治を考えてほしい。

いずれ再び投票する機会がくる。

それが、日本にとって大きな分岐点選挙かもしれない。

その時に、改めて誰に、どこの政党投票するのかを考えれるようになっていればいい。

あと投票しないと、批判できないわけではない。

選ばれた国会議員は、国民代表であり、みんなが監視することができる。



から僕は、

白紙でもいい。投票に行かなくていい。」

と言うだろう。

本当に投票しなければと思うときに、

自分が、一生懸命に考えた選択をできるようになればいいと思うから

  • 自分の投票先も決めれないやつが、専門家気取りでアドバイスする気になってるのが滑稽だわ 政治学と選挙は違うぞ 投票先決めれないやつが言う、投票しなくていいって言葉に何の意味...

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