自分は働くことができない。
就職しなければならないが、誰かに雇ってもらえるような能力もない。
頭も悪く、コミュニケーションも非常に不得手だ。一芸に秀でているわけでもない。性格も怠惰で愚鈍、その上卑劣という有様だ。
実際に福島原発事故直後に除染作業員に志願したが、すぐに「君にできる仕事はない」と一蹴された。当時誰でもなれるといわれていた、除染作業員ですらその有様である。
結局、自分はブラック企業すら門前払いするレベルのブラック人材でしかないということだ。
自分には親しい友人がいない。
吐瀉物のような顔にボンレスハムのような胴体を見るだけで、だれもが不快な思いをする。
その上性格も最悪とくれば、親しい友人がだれもいないのも当然である。
後述する「他人に話せる趣味」があればまだマシかもしれないが、それすらないクソ人間と付きあう理由はない。
体力や運動神経もが皆無に等しいため、アウトドアやスポーツも選択肢から外れる。簡単なキャッチボールすら一切できない。
小説や漫画を読むのも非常に億劫だ。満足に内容を頭に入れることもできない。
集中力が持たないため、映画も満足に見られない。30分、いや3分アニメすら集中することができない。
当然内容理解まで及ばない。
自分は学歴がない。人に学歴を伝えた瞬間に失笑されるレベルである。
増田には東大や京大、早稲田、日大のような名門大学卒業者が掃いて捨てるほどいる。彼らの足元にも及ばない。
英語なんてちんぷんかんぷんだ。四則演算も不得手だ。それどころか語彙も乏しく、日本語運用能力も非常に危うい。
なによりネックなのが、怠惰であるため努力が全くできないことだ。幼稚園児の方がはるかに努力家である。
自分には経験がない。職業経験も、いい学校に行った経験も、学校で勉強や課外活動に打ち込んだ覚えもない。
それどころか「友達と遊ぶ」といった経験すらない。せいぜい、時間だけがいたずらに過ぎていく経験ぐらいしかない。
そして流れ流れて気がついたら「何者にもなれない自分」がそこに存在していたのだ。それを依代に、自分は今日々を無為に過ごしている。