2016-04-21

阪神・淡路大震災は本当に震度7だったのか

被災地はどうにか今を乗り越えてほしい。

今回熊本大分で起きた地震の最大震度は7ということだった。

これは阪神淡路大震災で起きた揺れと「数値上」同じということが分かる。

人口密度にもよると思うのだが、同じ揺れにしては被害状況が小さいように思う。

(実際被災している人に被害の大きさな関係ない、それは理解していることは書いておきたい。)

熊本はここ何年か大きな地震が無かったという。

熊本中心部に行くと流石に現在耐震基準クリアしている建物のほうが多いのか、ビル根本から折れたなどの例は見られない。

ただ地震がくるとは思っていなかった住民が大半であろうし、映像を見ていても古い家や町が並んでいたのが見えた。

揺れに関して備えがあったかと考えると、無かった人が多いのではないだろうか。

しかし古い家があるにも関わらず、建物崩壊は(阪神淡路と比べて)少ない気がする。

阪神淡路大震災における住宅被害

>全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、一部損壊390506棟

となっている。

死者6,434名のうちの80%、約5000人は圧死だそうだ。木造家屋が多かったことも大いに関係している。

そして直下震度7とはこれほどの被害をもたらす揺れ……と考えられる。

話に聞いた程度だったが調べなおしてみると、阪神淡路大震災では最初震度6報道されていた。

震度7は当時の天井高であり、当時の震度7は「倒壊家屋3割超え」という現地調査をしないと出せない数字だったようだ。

新潟中越地震東日本大震災における震度7とは、機械が計測したものだ。阪神淡路大震災人間感覚なのだ

震度5、6」について「弱、強」という基準も、阪神淡路大震災以降の基準だ。

震度5、6でも違いがあるということが被災状況から分かったためだ。

当時の地震観測への精密度はその程度のものだったことが、良く分かる話だ。

また、大阪からは興味深い情報もある。

大阪は当時のデータ上、震度4しか観測していない。

しか大阪府内の死者は31人、負傷者は3,589人にも及んでいる。

当時大阪経験した人によれば、震度4過去にも例があったがこんな被害は無く、揺れ方も震度5以上はあったと考えている人が多いようだ。

観測地点の地盤が固かったことを指摘している人も居る。

21年前、あの地震基準として色んなものが語られている。

だけど本当にあれは震度7だったのかどうかを考えることで、今後震度7以上の地震がきたとき対策ができるといったものではないだろうか。

  • 大阪人はあのとき「震度4」でベッドから落ちた。 あれが震度4だったとはどうしても思えない。

  • あれが熊本と同じ時間に起きてたらと思うとゾッとする

  • 震度に足りないのは、揺れている時間の概念だと思う。 震度4 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 これね、2...

  • 大阪は気象庁の震度計が上町台地の強固な地盤の上に設置されてたんで地盤の柔らかい地域とは全然揺れ方が違ったんだよ。 鉄道会社とかが独自に設置していた震度計では6以上を記録し...

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