A鈍かったのもあって地震の深刻さに全く気付かなかった。
今回の地震で思い出したことを徒然と。
地震が発生したのは学校で一斉に英語の試験(英検みたいなので強制だった)を受けていた時だった。
一度校庭に避難させられたが、揺れが収まって暫くしたらまた教室に戻らされた。
そして安全のため、生徒達は親が迎えに来てくれる子以外は学校に泊まることになった。皆で教室でだべっていたような記憶がある。
実はこの時点では非常に大きい震災だと私は思っていなかった。
何故なら携帯禁止の学校で、外部の情報が私に全く入っこなかったからである。
母校が妙に携帯所持に厳しかった。確か2回か3回見つかったら推薦取り消し&退学一歩手前の状態になる、授業中にどこかから携帯の音が鳴ったら、誰かが携帯を出すまでクラス全員下校時間の18時まで教室から出れま10させられるというぐらいのものだったので、大体の子が持って来ていなかった。正確な所は知らないがこの様なものだった…筈…。
場所も東京だったので「ちょっと大きい地震だなー」ぐらいにしか思っていなかった。学校から帰れない時点で気付くけそうなものであるが私は鈍かったのだ。学校も特に損壊とかしてなかったのも相まってた。
後先生が平然と教室に戻った後試験を続行させようとしたのもそう思わせるのに拍車をかけてた。試験中余震がちょいちょい起き、生徒から「こんな中で試験なんて無理だろ!」とブーイングが起きたのですぐ中止になったがw
TVも教室にあったが生徒だけでは番組映せなかったので意味を為さなかった。オンリー砂嵐。
まあ友達が少なく携帯持ちこんでる子と話せなかったのもあるかもしれない。とにかく外から情報を得る手段が私にはなかったのだ。
なんか呑気に友達と話してた気がする。呑気だったのは私だけかもしれないが。
なので母の迎えによって(地震が大きかったので帰れないか察知して来てくれたんだったかな?)家に帰ることが出来、テレビを見た瞬間は非常に驚いた。
自分の想像を遥かに超える酷い災害だったのだ。母は大変な被害が出ていると言ってたが、実際TVで見るまで半信半疑だった。学校で想像していたものとの落差が半端じゃなかった。先生ももしかしたら不安を与えないために情報を伝えてなかったのかもしれない…。試験やろうとしてたけど。
暫く後、そして自分のような鈍い奴が情報を遮断されると、外で何が起きてるか知ることが出来ない、思い至れない事実に思い至ってゾッとした。