エグい話になるからこっちで。
GDPは付加価値の総和なので、架空取引でっち上げて二者間で相殺すれば付加価値500兆円は生まれるのでは?
これ、話としては逆で、なんでGDPが重要な指標とされているのか?がポイント。
そう、ストック(溜まってる資産)じゃなくてフロー(生み出せる資産)を測れるから。
で、なんでフローが重要かって言うと、コレは単純に「現在の国力」を示しているから。
「現在の国力」が何を意味するかって言うと、コレは端的に「いくら税金が取れるか」だ。
担税力(国力)を測る指標として、GDPがなんだかんだ入って便利だから使われている。
つまり、GDPが数字の上であがって問題になるのは、税金が取れなかった時だけで、徴税できるならOKと言える。
おまけのオチの部分が本筋。
(だから、例えば投資はハイリスクハイリターンの危険な取引のほうがGDPは大きくなるけど、それって良いの?的な指摘もある)
こっからがワリとエグい話なんだけど、循環取引って別に違法じゃないんだよね。形の上では。
何が違法かって言うと、そりゃ帳簿をごまかしてるから。虚偽記載は違法になること多いよね。
んで、循環取引をなんでやるかって言うと、売上の数字を上げたいからで、
で、売上の数字を上げたいのは、まあ上手く行ってると見せかけたいから。
誰に対して見せかけたいかっていうと、そりゃ銀行とか株主に対してで、つまりは「金を出してくれる人」を騙すのが循環取引のキモ。
ってことは、例えば国家が他所の国から外貨を引っ張りたいときに、
うちの国は順調ですよーってことにして、投資家が「お、この国順調に伸びてんじゃん投資すっぺ」ってなったら、
国として嬉しいよね。GDP誤魔化すインセンティブあるよね、的な。
どこの国とは言わないけど、そういうのしたい国、あるよね。