2015-11-27

海士町特集を見るたび絶望に襲われる

あいつらなんだかんだで恵まれすぎてる。

そりゃ離島だし、財政も相当ヤバかったらしいが、彼らは必要資質を持っていたと思う。

彼らの成功の要因としては、

トップ問題意識があり

住民よそ者を受け入れる度量があり

・ニューカマーが新しいアイデアを持ち込み

・それが都会でヒットした

こんな感じのことがよく言われている。しかしこんなもん地方に求める方が贅沢じゃないのか。

日本の平均的田舎ってのはな、もっと殺伐としてるんだよ。

まず選挙の候補はどいつもこいつも、うさんくさいのしか出てこない。

結局、元官僚自公民(下手すりゃ社民も)相乗りみたいなのが順当に当選する。

さすがに秋田のアレほどじゃないにせよ、古参住民がいろいろとうるさいのはたぶんどこも同じだ。

それに、今から万全の受け入れ態勢を整えたところで、たぶんもうイケハヤ劣化コピーみたいなのしか来ない。

最終的には都会で受けて、外貨を稼がなければならないが、その割にはどこもよその真似ばかりだ。

海士町成功例として持ち上げられるたびに思う。結局その他大勢希望はないんじゃないか。

王朝幕府の末期には「まあ、こいつはそこそこ優秀だったけど、もうどうしようもないよね」

みたいな人物がよく出てくる。果たして何人いれば、今の流れを止められるのだろう。

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