唾液の分泌が促されず口内が乾いているため、唾液が乾くとくさいのと同じで口内が乾いていて臭い。
それはもう、たとえどんな美女であろうがガムを噛んでいない人は口がくさい。美女とベロちゅうした後は口の周りで唾液が乾いて臭い事からも分かるだろう。
というよりも、それがたとえどんなに美少女であろうと、唾液が乾いたときの臭さからは逃れられない。
人間の構造上、どうしても唾液がくちびるに付着してしまい、それが乾くことによって匂いを発するため、全人類が平等に満遍なく、くさい。
ベロちゅう実施直前、口唇接触の2フレーム前、こちらの鼻孔とあちらの口唇がもっとも接近する瞬間に、くさい。2フレーム間、くさい。
それがたとえ4000年に一度の超絶美少女であろうとも、マジでちゅうする2フレまえの臭さからは逃れられない。
少々話が逸れたが、つまりただでさえ乾いた唾液の臭さを常に抱えてぼくらは生きているというのに、ガムを噛まずに口の中まで乾かしてるキミは輪をかけて、くさい。
ガムは噛まないけど自分は臭くないと思ってるきみ、それは違うぞくさい。
むしろ、乾いても臭くない唾液を分泌できる人がいたら、今すぐ然るべき国際機関によって研究されるべき貴重な個体だと思う。
その臭さの発生を根本から止めることができれば解決することの数はあまりにも多いからだ。
それくらい、ガムを噛み続けていない人の口はまんべんなく臭く、それによって起こるコミュニケーション不全による影響は計り知れないのである。
考えてみて欲しい。ネット閲覧時やデータ通信時におけるパケット詰まりや回線切断には単に個人がイラつく以上に、現代社会においては重篤な問題に発展する可能性があるし、その事態の重さは大抵の人には理解できることだろう。
しかしながら、「口がくさいことが原因で起こる、人間間のパケット詰まり」に関してはどうも軽んじられている傾向がある。
例えばそれは、時として社内における業務のパフォーマンスに無視できないほど影響しているが、大抵の無能な会社経営者や上席、リーダーなどはまったく気づいていない。
口が臭いやつと誰が話したがるのか。
その心理的抵抗が、一つひとつは小さくとも総体として与えるコミュニケーション不全による影響は実は甚大なものである。
「アイツは口がくさい」という理由で、成されなくてはならなかった報連相が成されなかった、もしくはタイミングがワンテンポ遅れた事によって全体に与えたネガティブな影響などは、もしそれを可視化する事ができたとしたら驚くほどの影響をもたらしていると私は予想する。
そういうわけで、オフィスや作業場など、人と人とが連携して行う業務がある場所に必要なのは、給茶器などではなくボトルのガムなのである。ボトルガム(私のオススメはクロレッツの緑。最もガム質の耐久性が強いという研究結果が私の中で出ている)をオフィスに常備し、消耗品として常に経費で支給すべきなのだ。
そうすることで、「くちがくさい」という理由で起こるコミュニケーション不全が解消され、全体のパフォーマンスは驚くほど改善する。
さらに、ガムを噛むことで起こる “集中力の増加” は驚くほどの威力があり、長年続けている私に言わせればそれは“脳のドーピング” と言っても過言ではないほどの効果がある。私はその効果に大学受験の際に気付き、勉学は常にガムを噛みながら行い、ガムがないと勉強ができないレベルに達した。ガムが無いと明らかにパフォーマンスの低下が起こるため、大学入試当日もこっそりとバレないようにテスト中にガムをキメながら問題を解きみごと滑り止めの大学のみ合格した。
ガムを噛み続けることの恩恵は計り知れないので、全員ガムを噛みながら仕事をすべきだし、会社はガムを絶やさない環境づくりに励むべきである。
こんなの書いてるうちに昼休みが終わって悲しい。mn3