2015-10-01

フリーランスになった時のこと

フリーランスになって5年。

びっくりするくらい順調で会社員時代の半分の労働時間で倍のギャランティを得られるようになった。

元々自己肯定感が低くてブラック気味な会社搾取されていることは自覚しつつも、

自分なんかが他の会社に雇ってもらえるわけがない。

業界の下の方のこの会社ダメなら他に行ける場所なんてない。

と思いながら働いていた。

実際コミュ症気味ではあるので今までの面接で嫌な思いをしたことも転職を考える気力を削いでいた。

常に不安でいっぱいだから心が壊れるギリギリでもニートフリーターになる勇気なんかなかった。

辞めてしまったら現状と同じような会社でも就職する自信が無かった。

それでも、独立出来たきっかけはダメなりに今の会社の役に立とうと思って出席した業界勉強会で、今までの実績を認めてくれてそのまま仕事を一つ振ってくれた人がいたこと。

その仕事は前に働いていた会社で受注することになったのだけど、ああ、こういう事で仕事もらえるんだなあ、自分の出来ることを認めてくれる人がいるんだなあ、と少し自信が生まれた。

それで、調子に乗って他の勉強会にも顔を出したり、昔一緒に仕事した人たちになんとなく独立したい話をしてみたら、仕事を紹介する約束をしてくれる人が数名いたことと

一年間全く仕事がなくても食べていける額の貯金があることを確認して独立した。

その間に確定申告のやり方も勉強したし、支払わないといけない年金税金保険料もなんとなく計算した。

当時自分

「君には無理だよ。僕の知り合いはみんな失敗しているのに君なんかに出来るわけない」

「イ◯ダハ◯トにでも影響されたの?w」

フリーランスって君が考えているより大変だよ?そもそも確定申告とか出来るの?」

会社員って自営に比べると本当楽なんだよー」

と親切な顔をして忠告してきた人たちがいた。

自分ギリギリ精神状態でそこから抜け出すために考えた方法でもこんなことを言う人がいるんだとびっくりした。

ネットでもフリーランス自営業になろうとする人に厳しい意見を見聞きする。

もちろん、何の技術もツテも無くて終身雇用保証されたホワイト会社に勤める人間独立したいと言った時に反対する気持ちはわかる。

でもさー、退職金ボーナス残業代も無い会社をやめて自分技術で食べていくことがそこまで無謀なのなあ。

ホワイト会社転職させてくれるならそれでもいいけど35オーヴァーのコミュ症気味な人間を厚待遇就職させてくれるそんな都合のいい会社あるのかな?

とりあえず今は現状維持出来るだけの新しい技術は取得しながら、

ゆるゆるとやっていきたい。

  • 自分ができないことに挑戦している人を見ると嫉妬するタイプの人間が多いだけ。 「君には無理だよ。僕の知り合いはみんな失敗しているのに君なんかに出来るわけない」 「イ◯ダ...

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