全世界から見ても、日本人のTwitter好きは極めて異常らしい。熱心な情報発信家が多いのか、構ってもらいたい子ちゃんが多いのか、はたまた常に何かに怒ってらっしゃる方が多いのか、いずれにせよソーシャルメディアは盛況である。
ただ、よく思うのが、「ここまで言って委員会?」的な発言が多く見られるってことだね。ネトウヨにせよブサヨにせよ、未だに続くデザイン盗用疑惑の件にせよ、「そこまで言う必要があるのかね?」と思えるような書き込みばかりが目立つこの頃だ。
なるほど、意見など目立ってなんぼのこの世の中。「こんなご時世だ、つぶやくぐらいなら罪にはなるまい」と考えるのは当然至極か。
だが、それが正論であれただの誹謗中傷であれ、読む者の心象を著しく害するような発言は、必ずその文章を書いている者の心をも蝕んでいる。
「人を呪わば穴二つ」とはよく言ったもので、天を仰いで唾を吐けばその唾液は己の顔目がけて落下する。気分を害するのは、巡り巡って己自身となるわけだ。
不満を垂れ流す人は誰も幸せにはしない。そんな不満の源流にいる人をも侵食する。水面に広がる波紋は、打って返しては再び集まる。これこそ因果応報を絵に描いたようなもんだな。
そして、さらに悪いことには、悪辣な私見が拡散される度に同調する人が増える。これが同期というやつで、結果的には共倒れになる。
いつも粗探しに余年のない政治家、怒りばかりを口にするデモ隊、小言の絶えない奥様連中、この人達の共通点と言えば、どこから見ても幸せそうには見えないことだ。(口角下がって眉間には深いシワ、おおよそ幸福の人相ではあるまい)
そりゃそうです。因果応報はただの仏教語ではなく、この宇宙自然の法則なのだから。
良いと思ってやったことでも、そうではないことは多くある。知らぬ間に蓄積しては、気付いたときには猛毒になっている。くわばら、くわばらだ。
それを俯瞰した賢者ぶって増田なんかに書くのも、メンタリティとしては同類 みんな仲間だ 仲間を蔑むなんて悲しいことはやめよーぜ? なあ、自分はわかってて別だと思ってるかもし...