自分は2人用のテーブル席を確保して、MacBook Proをリュックサックから出して、広げた。
MacBook Proでなにをするかというと、まずいピンクレモンスカッシュを飲みながら、この文章を書いているという本当にどうしようもない状態である。
女は性的魅力溢れている。そんな美人ではないが髪は綺麗だし、肌は白いし、胸がでかい。人によっては美人だというし、美人かもしれない。
男はイケメンだ。高身長で、何もかもイケメンだ。性格はわからないが、外見はイケメンだ。イケメンだなんてほとんど容姿で決まるのだ。コーヒーショップで持ち込みのおにぎりを持ち込んで食べるのはよろしくないと思うが、それもイケメンなら許されるのだろう。
2人は並んで勉強している。なにを勉強しているのかわからないが、美男美女が並んでいるのを見ると、息苦しくなる。
男か女か分からない不細工だ。男だったとしても、女だったとしてもとてつもない不細工であるのは間違いない。
まぁ、顔のパーツは元スーパーIT高校生や僕のパーツのどちらかで、肌の色は僕と同じ色だ。背は自分より低い。
髪は短い。僕みたいな陰毛のような髪質だ。若干禿げている。
MacBook Airを広げており、黒いカバーの国産スマホをいじっている。
両者どちらも容姿は全て汚い。
どちらかはマシではあるけど悪いみたいな世界だ。
まぁ、とてつもない不細工が二匹並んでいるのだ。
向こう側の窓辺の美男美女と隣の不細工、自分との容姿の共通点を探ろうとしても全く見えてこない。
隣の不細工がいいやつだったとしてもファーストインプレッションは性格が悪そうに見える。
向かい側のイケメンはおそらく自分のような不細工をバカにしてくるだろうけど、女は股を開くだろうし、印象は隣の不細工よりいいに決まってる。
不細工が2匹並ぶのはなんて哀れなことか。
不細工は隅のテーブル席に座っている、そして2匹目の不細工はその隣に、そしてその隣は空いている。そして隣からは全て埋まっている。
自分の隣はスティーブジョブズスタイルの人が席替えをした。そして次に座った人間もすぐに席替えをした。
不細工はそんなに罪か。