金曜ロードショー、三週連続細田守作品放映を録画していたものをやっと見終わった。
そして何回観ても思う。
特におおかみこどもに関してはもう本当に価値観の合わなさに始終私は怒っていた。(でも観てたので結局嫌いではないのよ)
ま、これに関しては自分が姉で弟がいてという環境が大きく作用しているので本当に私的な怒りです。
結局母親は息子に、父親の姿(というより恋人としての彼)を重ねていたし、そういう点において多分娘よりも存在として重きをおいていたんだろうな。
でも息子(男)は、人間(日常)を去ることを選び、母(恋人、女性)はおおかみ(非日常)を選ばなかった。
この男は家庭や日常を顧みず出て行き、女は日常を選び家庭を守っていく。
ではどうあれば私が納得したのだろうと考えて、ラピュタだ。ジブリだ。
いつだって世界を守るために男たちの母親となり恋人となったことに多分細田守と変わりはないけれど、
だから雪も戦うべきだったのだ。
おおかみとなろうとする雨にか、自然にか、なんかよくわからん敵でもいい。