2015-06-10

よみたくないし、よまないし、よまないが嫌う。


いろいろ思うところあって増田

本当にこういうビジネスは成り立って良いのだろうか。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASH695KC1H69UCVL01C.html

まず、貴重な資料として。そんな資料ほかにあったか。そして何かの役に立ったか

家の本棚にどれだけ通常でなかったもの特殊なケースの事象に関わったものの本があるのだろうか。

猟奇事件シリーズムック凶悪犯罪の本は何冊ほど並んでいるのか。いくつあったとしてもそれらを役立てたことがあるのか。

そんなもの使う前に漫画名言三国志人生語ったりビジネス語ったりしてないだろうか。

次に、社会復帰。

作家デビュー社会復帰か。人生棒に振ってラノベ未満をネット小説投稿しまくったり薄い本を書き連ねてイラストレーターを夢見る人間書店文庫デビューするために必要なのは才能か運か金か、それともそれを叶えるために非道な行いをする心づもりか。その中で人が一番容易に手にできるものはどれなのか。

社会で生きてる人間は、作家以外の作業はしてないのか。それ以上に突発的に現金は入ってこないが堅実に貯め続ける仕事はないのか。

最後に、金。

ぶっちゃっけ憎いのは大失敗が大成功になっているところだが、それは直情的なものなのでこの際元犯罪者がというのはおいといたとしても。

カウンセリング経験からそれらの発展に寄与するものでも、後発の凶悪猟奇事件についての解明の緒となるものでもないとしたら、本当にただの娯楽と化すのではないか。

娯楽で罪を犯して、それを再度娯楽に持ってくるとは、法的に問題ない領域だとしても、気分がよろしくない。

「僕は人を二度」なる下りが、計画的だったのではないか、このことではないのかとすら思える。

現実の物体としてその本が在ることとなれば、それがだれかの目に入るたびに被害者たちはその時の行為をくりかえし受けることになるだろう。

嫌味でもなんでもなく、そのことを書くのだから、その書かれたもの存在するかぎり、その行為がそこで活字として繰り返され続けていることは現実だろう。

それを商品として経済を回転させる意味は何なのか。話題にさえなれば金になる、そこから先は知らないが、そこまでの回転は成り立つとするそれは何なのか。

ドローン少年と同じではないか。何のための資金がいくら必要なのか。人が一生稼ぎきるぎりぎりまでの金額を借金して家を買い必死に働くサラリーマンのそれではまかなえないような何かの目的があるのか。



手記でさえなければこうまでは思わなかっただろう。猟奇事件をあつかった探偵小説デビューで、あとから実はといわれたら憎々しくも認めざるを得なかったろう。

この手の手記やら資料やらを読んだことがある方は、それはどういったところで何の役に立ったのか教えていただきたい。

ただの娯楽コンテンツとして消費されただけであれば、人の命はまさに娯楽ですまされるものである同義のようにも表現できよう。

また、読んでからでも遅くなかろう、機会は与えるべきとの人。原発に反対するのは被曝してからでも遅くなかろう。すぐには死なんのだ。


本当に、何なのだ、どういうつもりだと問いたい。作者でも読者でも関係者でも、その他すべてのひとにではない、ただ一人に。

この本を出したら売れるだろうと思ったそいつに。

  • このニュース見て私も ・加害者に金入るのかよ ・作家デビューとかして少しでも名声を得るようなことになれば最悪だな(←一部にはこういう猟奇殺人犯を崇めるような人もいるので) こ...

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