「年寄りは死ねというのか」年金減額は憲法違反ーー全国の「年金受給者」が提訴 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース
コメントでは、
b:id:tama3333 若者は死ねというのか
に星が集まるという状況に、
年金減額は憲法違反だ、という提訴が気に入らない人々 - 諸般の事情はどうですか
という記事が現れる。
基本的に、ここでの登場人物は政府、若者、老人だ。上の議論を要約すれば、老人は政府に「年金減らすな」と言い、若者は「お前らずうずうしいんだよ」と言い、最後の記事は「若者と老人は争うな、真の敵は政府だ」となる。
そもそも老人たちは「これだけ払ってくれれば、老後これだけ払います」という契約に基づき、年金を支給されてきたわけだ。その「約束が違う」というのはごもっともである。
b:id:sandayuu 始めに決めた約束を守れよって要求がどうしてワガママになるんでしょうかね。老人に対して約束を守れない国は、貧乏な若者に対しても平気で約束を破ると思うんですがねえ。
しかし約束が守られないということはよくある。金を貸していた会社が倒産した、詐欺に遭った、泥棒に入られた――どんなにその人に過失がなかったとしても、被害は補てんされない。さて、翻って今回の場合はどうだろう。言ったら暴動は起こらなくとも票田を失うので政府は言わないが「お金ありません」と言ったらどうなるか。理屈上は政府が悪くて国民は被害者である。しかし、では国家賠償請求ができるかというと、できない。いや、できるが、その原資は若者の金である。
それは結局、老人が若者から搾取している形でしかなく、自分らが選んだ政府の失敗を将来世代に押し付けているだけのクズということになる。
自分たちが今置かれている雇用の不安定さと、これから先訪れる漠とした老後の不安や・・いや、20代30代の人に【老後】という不安はないのかもしれませんね。そもそも自分の死すら現実として捉えていない人が多いのかもしれません。
b:id:Josui_Do 我々もやがてその年になるのだから、自分で自分の首を絞めないようにしないとね。あと、ニッポン政府ってのは嫌味をつける言い方だから、日本政府か単に政府でいいでしょ。
b:id:coati 提訴の妥当性は分からないけど、こういう話題で年寄りを十把一絡げにして老人ヘイトする奴は、それが未来の自分たちに跳ね返ってくるとは考えないのかねとは思う。
これもよく聞く言説。「そう邪険にするけれど、いつか君もそうなるんだよ」って、なるわけねーわ。今どき、公的年金で老後を過ごせると思っている若者がいるなら「てめぇの頭はハッピーセットかよ」と言われる。年金なんて、税金とほぼ同義で、自分が老人になってもらえるなんてのはお花畑もいいところだ。
もう一度言う。若者は老後の年金なんてこれっぽっちも期待していない。
b:id:uturi はいはい、政府が悪くて高齢者は悪くない、と。『自分たちが老人になったときにも安心』というのが既に空手形と化しているのを完全無視してる。政府に対して「政府は老人優遇やめろ」って文句が出てるんだけど。
b:id:y-kawaz 若者が自分の老後を想像できないから叩いてるだ?むしろこのままだと自分の老後がどうなるのか分かりすぎてて、そしてそれは今の老人とは比べるべくもないって分かってるから怒るんだろう。
b:id:festerfester 「我々の方こそ苦しくて助けて欲しいのに何で無視されるんだよ、ってか批判される側なんだよ」ってのは最近の不毛な弱者男性フェミニズム論に似てる。問題の解決より憎悪の捌け口求めてたら相互理解は永遠に来ない。
b:id:hobo_king 目の前の老人を将来に悲観した若者が叩いて憂さ晴らしした結果、笑うのは一体誰だ? ってことが気になって仕方がなくてな。自分の怒りや不満の鉾先をどこに向けるべきかもう少し考えてみてもいいと思うよ。
b:id:oka_mailer 将来もらえると思ってないから高齢者を叩くってのも、理屈がわからん。叩く先が違うよね。
はたして若者は老人が憎くて批判しているのだろうか。「叩く先が違う」ってじゃあ、どこを叩くのか。政府、あるいは役人を叩くか? 彼らに年金破綻の責を負わせて絞首刑送りにすれば満足か? そこを叩いても若者は1円も得しない。
b:id:htnmiki 老人叩きは何も解決しないという人はさっさと解決策出せやコラ。老人の取り分を子供へという案は少なくともある程度は解決するだろ。
b:id:kamm こっちも増え続ける負担に耐えてるわけで、「老人を叩いて憂さ晴らし」という視点がそもそもおかしい。お互いに我慢しましょうよということなのに
若者は「老人死ね」とも老人を叩いて憂さ晴らしがしたいわけでもない。本当に望むのは、もう破綻して、自分が老人になったときには機能していないであろう年金制度を店終いしてもらうことだ。そうは言っても、いきなりでは、現老人世代は困るだろう。であるから、徐々に減額し、緩やかな消滅が折衷案だろうか。しかし、今回の訴訟は少なくとも彼らは、老人世代の失敗を認めず、一切の減額は許さないという。政府・老人・若者の三者を登場させるモデルだと、いかにも政府といういけすかない野郎がいるように見えるが、それは幻影なのであり、責を負っても、金までは出してくれない。金のやり取りというだけ見るのなら、完全に若者・老人の二者であり、政府を身代りに、現状に固執する既得権益者たちは「老害」以外の言葉が見つからない。