批判されるべきかどうかじゃなくてただ単純に悪手なんだよ。
フェミニズム的には「今の社会には問題(男性優位)があるんで変更したい」わけ。でも、フェミニズムってのは勢力的には現在小さいんだ。というか、小さいから現在社会はこうなんだ。弱者側なんだよ。
ってことはフェミニズム主張の願いをかなえるためには、他の様々な勢力と協力し合って一時的にでも発言力を増していかなきゃならんわけ。
その時に「フェミニズムは女性の格差問題が専門なので男性弱者問題とか知りませんよ」なんていってたら、それは政治的に悪手だよ。ましてや「男性は今まで言い目見てきたんだしざまあ」とかいったら話まとまらん。
だってどう考えたって「女性だけを救う」よりも「経済的社会的な弱者全てを救う」のほうが優先問題だし、賛同者を集めるのに都合がいい旗だもの。だいたいの話、むしろそっち(格差社会)が今の日本の社会情勢から見れば平等問題の本流であって、フェミは亜流に過ぎない。本流に泥かけてちゃ運動が立ち行かないよ。
フェミニズムがとにかく男にかみついてスカッとしたい狂犬病のたわごとではなく、本当に男女同権を目指す真摯な運動であれば、せめて「男性の中にも不当に搾取される経済弱者がいるのは、父権社会のゆがんだ責任制度がブラック企業などを生んでいるせいです。男女同権運動をはじめとする雇用問題対策に取り組むことによってフェミニズムは格差是正に貢献できます」くらいのことはいうべきなんだよ。それが本心かどうかは別にしてもね。
はー? フェミの勢力が小さいー? 雇用機会均等法が出来て何年経つと思ってるんだ。産休やら育休、セクハラまで直近ここ10年だけでも着実に社会を動かしているだろう。フェミは一大...