2015-05-17

http://anond.hatelabo.jp/20150517151802

どうだろう。

西洋場合、(演劇に限らず、たとえば絵画でも音楽でも小説でも)テーマ序列があった。

歴史宗教古典(ギリシャローマ)をテーマにしたものは上流、社会風俗テーマにしたものは下流、という具合に。

演劇上流階級の娯楽で、オペラハウス出会いの場だった。

日本だと、江戸時代あたりから歌舞伎庶民の娯楽。

人気度という意味だと娯楽の王様だったけど、格式でいうと相撲落語神社お祭りとかと同列。

テーマも、その当時ホット話題だったり、コメディだったり、異国(インド中国の話)だったり、お堅くなかった。

西洋では、小説というものの登場が遅くて、文学というと詩から派生した修辞学、それから演劇や、演説などから派生した弁論学がメインでだった。

そういう意味だと、基本教養の根幹に演劇があるのかもしれない。

自ら演じることはないまでも、基礎知識として。

テーマ宗教歴史で、演劇でも小説でも、社会風俗を描くことってあんまりなかった。

ルネッサンス以後までほとんど皆無。

近世になっても、啓蒙目的で書くことはあっても、本当に庶民の目から庶民のありふれた話を描くってほとんどなかった。

下層の人間は字を読めなかったしね。オペラハウスに来たりはしないし。

日本だと、江戸時代にもなると、冒険活劇、ドタバタコメディ、ドロドロ恋愛、かなりフリーダム

識字率が高かったためだと思うけど、歌舞伎小屋にくるのも小説を読むのが庶民だしね。

江戸時代小説って、数ページに一枚見開きで絵が入って、ほぼ漫画

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