2014-12-28

劣等感とか自己肯定感に気づいたって話

忘年会で昔から友達と会って、ふいに自分の中の劣等感とか自己肯定感の欠落に気づいた。


ニート歴あり28歳。今年で就職して3年め。

忘年会で、昔から親友二人と話した。

一人は女で、結婚して専業主婦。つい先日妊娠したことがわかって、その席で彼女妊娠を祝った。

もう一人は男で、そこそこの企業に勤めていたが企業体質に問題があって、先日、公務員試験合格転職予定、ってことを聞かされ祝った。

俺は、2011年の氷河期世代で一度就職に失敗し、ほうほうの体でなんとか小さい公益法人に入った人間特に今後の明るい話はない。

そんな近況を報告しあった時、昔からの長い付き合いだった二人に対して劣等感を、はじめて、明確に意識した。

なんというか、彼と彼女には落ち着きが出てきた。自分の出してきた成果、これまでの人生に対して屈託がなくなった。

昔は、この3人はどこかしら自信に欠けたところがあって、いやしい話や、汚い部分、ネガティブな部分も話せていた。

人間の弱々しくて卑しい部分を共有できる貴重な関係お互いに弱みを見せられる関係だった、と思う。

それぞれに順調に人生を歩んでいく2人がまぶしいと感じた。

俺が昔の感覚で、皮肉や斜に構えたことを言うと、苦笑されたりそれは違うと正論を返されたりした。

男のほうが特に変化(と俺が勝手に思ってるだけかな)が顕著で「俺はうだうだ言ってばかりで行動しなきゃダメだってわかったから!」というような発言が増えた。

俺に対する当てこすりもそれなりに入ってるんじゃないかと思う。気のせいだと思いたいけど。

昔、何度も二人で一晩中、人生不安だとか、自分はこういうところがダメだよなとか、そんなことを語り合ったそいつ

俺を引き合いに出すようにそんな正論を真顔で言うようになるなんて。

世間一般的には、彼らは大人として順調に成長したのであって、それはきっと正しいことで、喜ばしいことなんだと思う。

大事な友人が大過なくそこそこに順調な人生を送って、そういった境地に到れることを嬉しく思う気持ちも、祝いたい気持ちもある。

そうすべきだとも思うし、現にそうした。





でも、一方で、ネガティブで卑屈な俺の本性の部分は、言いようもなく寂しさを感じた。

俺はあんな風に、自分のしてきたことを胸を張って発表したりできない。

羨ましくて惨めな気持ちになる。そう感じる自分品性は実は特別に下劣なものだったのだと思えてくる。

自分努力してこういうことを達成した」という自信のある人が心底、とてつもなく苦手だと、この歳になってようやく気づかされた。

自分にも成功体験くらいはある。就活では散々苦労したけれど、最終的にはそこそこおカタい所に行き着くこともできた。

少なくとも客観的事実としていくらか「これを成し遂げた」といえる記憶はあるんだ。

でも、その事実に対して胸を張ることができない。達成したという自信を持つことができない。

単なる事実関係比較問題じゃあなく、問題もっと根本の、俺の価値観感受性の歪みにあるんじゃないかと思う。


俺はどうやら、いわゆる「自尊感情」とか「自己肯定感」みたいなものが欠けていて、そこからくる劣等感や不信感に苛まれているんじゃないか。

常に自信や意欲に欠けていて、特に他人と関わることや意見を表明することへの積極性が乏しい。

自分に自信が持てなくて卑屈になり、世の中がとにかく生き苦しい。


これはもしかしてネットでよく見かける生きづらいって症状なんじゃないかなと思って、なんとなく整理の意味も込めて、あと吐き出したくて文章にしてみた。

28のいい歳の大人が言ってていいことじゃないよなとも思うんだけど。

こういう自尊感情の欠落や劣等感に対する処方箋ってあるのかな。誰かこういう感覚を持て余してる人は他にいないのかな。

  • それぞれに順調に人生を歩んでいく2人がまぶしいと感じた。 順調っていうか、単に「降りた」だけだよ(それを世間では「大人」と呼ぶのは確かにそうだけど) その大人の先にあるの...

  • 私も28歳、自尊感情に欠ける女。職種ももしかしたら同じか?と思う。 自分の場合、一番これかもと思ったのは、インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法、という本。色々意見...

    • 28にもなると生きづらさを感じて生きてきたことそれ自体がアイデンティティに食い込んでて 「ネガティブでなければ自分じゃない」っていう自縄自縛みたいなものもあるのかなって思...

      • それはあると思う。私も、悩んでて上手くいかなくて暗い、それこそ自分と思ってた。 たぶんそれは本性というより呪いだと思う。自分でかけた呪いだなって思うと、同期と比べて自分...

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