2014-11-16

夢見る天使は眠らない

ノベルゲーのレビュー

普通にネタバレ含みます

総括

消化不良だし、え、あ、そうですか、という感じ。

全体的に雑というか、取ってつけた感が否めないことが多い。

ウイルスが増えるとこまで よい

主人公が駅に到達するまで それなりによい

ラスト ちょっとなあ

伏線回収

何回か、伏線を張ったような表現が出てきたはずなのに、それらが全然回収されてないのがとても悲しい。

女子ふたりでお昼、友達二人を先生が送る、主人公と朱音の過去警官を止める人、等々。

思わせぶりなこと書くなら回収しろよ!と思う。

設定

さらに、意図的msrなのかもしれないけど、設定がブレてるというか曖昧なことが何箇所か。

例えば、主人公は定期的にカウンセリングを受けていたはずだけれども、増殖が起きるかどうかはウイルスの数によるんだから血液検査なりしないとわからないんでないの?

そんなにモニタリングの精度低くて大丈夫なの

日本で有数の専門家なんでしょ、先生

病気ご都合主義なのはしょうがないのかなあ?

無理にひとつ病気にしないでもいい気がしないでもないんだけどなあ。

展開

割と王道の展開だなーと思ったら、最後最後で外してきたんだけど、それが逆効果

主人公は(定期的にカウンセリング受けてるけど)健康ヒロイン病気持ち。

ヒロインの病状が悪化して、主人公ヒロインに気持ちを伝えようとするんだけど拒絶。

主人公へこたれるんだけど、友人に励まされて改めてアタック

・ようやくヒロイン主人公の気持ちを受けいれて、「こんな私のこと受け止めてくれますか?」

ここまでは王道じゃん。

主人公が「実は俺も病気持ちでいつ死んでもおかしくないんだ」

って展開が意味不明

それまで、健常者と病気持ちっていう対比で事が進んできて、健常者が「ハンデも含めて受け止めてやんよ!」っていうのが美談なのに、「実は俺もハンデもちなんだけどいいかな?」って。

これまで辛い思いをしてきた病気持ちにさら覚悟背負わせるのか。

ひどくないか。

それでいて、オチ王道と同じ、「俺はヒロインを待ち続けるぜ!」みたいな終わり方だからもにょもにょする。

その他

タイトルもよく考えると、よくわかんない。

誤字脱字、句点の位置は見直してもバチが当たらないと思いますヨ?

メタ、嫌いじゃないけど、同じ登場人物ばっかりだし、ちょっと多い気がする。

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