2014-09-13

サークラ女、侵攻中

ここ最近はてなサークラ女になったとある女性の話が上がっていて、そういう女性吐露を読むのが好きな俺はこれはこれはと読んでいたんだけど。

初めて出会った女性で、その瞬間に「これは噂に聞くサークラ女っぽいな」と思ったらやっぱりそうだったという話。

登場人物

全員仕事の同期。部署はばらばらなので普段はあまり会わないけど、月に一度程度の研修で顔を合せたりする。

大まかな流れ

  1. 飲み会で4人出会
  2. 二週間後、男Aがサークラ女と飲んだりしていることを知る
  3. さらに二週間後、男Bからサークラ女と寝たこと、かなり入れ込んでいること、男Aがサークラ女に告白していることを聞く

内容

夏のはじめにあった大きな飲み会で、他の人も含め同期15人ほどのグループができた。

俺はサークラ女とここで初めて言葉を交わして、すぐに「ああこいつは曲者だ」と思った。

まず顔は可愛くない。イメージが悪くなりすぎるかもしれないけれど目元なんかはザブングル加藤に似ている。それでいて対男性の会話が自信に満ちている。容姿だの恋愛だのってのに関係なくさっぱりとしている風でもなく、なんかこう言動が甘ったるい。少し観察していると「もー」とか言いながら男の肩をポンと叩いたりボディタッチが多い。

酒は強いらしく、男もビールに満足し焼酎や酎ハイ物を飲んでる中、おちょこで冷やを飲んでいる。ここがもうポイント高い。終盤になりもう疲れている人も多い中、「えー三軒目行こうよー」と楽しそうだ。

ああそうだこれだよ、と思った。決してモテ系にはなれず若年期の何かしらで承認欲求をこじらせてきたがゆえ目の前の男に取り入り物にしようとせずにはいられないそういうタイプだ。

すぐヤれそうな女だなと思った。18,19の猿みたいな歳でもないしそんなことのためにこんな厄介そうな子に近寄りたくないけど、とも。


それから二週間、外でのちょっとした仕事で男A含め男女7人で飲む機会があった。

10時過ぎまで飲んで、そろそろお開きかというところで男Aが「前の飲み会にいたあの子が今仕事終わったらしい」と言い出した。あああのアブなそうな女かとすぐ分かったんだけど、近寄る気にもならなかったので俺は帰宅した。男A、その友達の二人はその子と飲み直すためにJRの改札に消えていった。


そしてそれから二週間ほどの週末。最初飲み会から丁度1ヶ月ほどだ。大きめの研修会の後、男Bとサークラ女を含む十数人で飲み会をした。

大学を出たばかりの男Bと同じテーブルだったのだけど、酒の飲めない彼が珍しく2杯3杯の飲んで酔っ払っている。

サークラ女は前の飲み会と同じようなテンションで盛り上がっており、それを横目に男Bが俺にカミングアウトをしてきた。

実はもうかなり惚れている。告白もしたけど年下の自分ははぐらかされている気がする。彼女最近別れた元カレの話を泣きながら俺に話してきて云々。

おおマジか。俺の人を見る目も捨てたもんじゃないな。というかまだ飲み会同席2度目の年上同僚の俺によくそんな話するな。

どれくらい会って遊んでるのとかそういう事を聞いてみると、知り合ってから15回くらいはもう一緒に御飯を食べたりしているらしい。おいおいまだ知り合って一ヶ月だぞ暇か。

その内容はというと、もうキスを済ませセックスも数回しているらしい。それを聞いて俺はああこういう女のそういうところがたまらんなと思ったりしていた。


彼は酔っていた。もうどうすればいいっスか。俺本当にもう結婚とかそれぐらい本気なんス。二人にどうこうなってほしいという気持ちは何もない俺は、まぁ彼氏と別れて間もないというし今の関係をもう少し続けるしかないんじゃないとか言いながらビールを啜っていた。


そうこうしているうちに、遅れて仕事を終わらせた男Aが到着した。男Bは酔いつぶれて寝ていた。もう時間も遅かったので、あと酒一杯分くらいの時間で解散となった。

朦朧としている男Bを店の外に出し介抱していると彼は言う。男Aもね彼女告ったんスよ一目惚れだっつって。こっちはそんなんじゃなくもっと本気なのに。だから俺さっきアイツきてからもうどうしようかって。


ここまでだと知ってさすがに驚いた。それぞれ出会って一ヶ月そこそこでこれってすごいなと。前に男A達と飲んだ後、彼は彼女に会いに行っていたけど、あの頃から関係はできていたのかなぁ。男は二人とも非モテな風でもなく俺から見てもいい男に見えるくらいなのに。別に可愛くないし中身も明らかに曲者やんか冷静になれよ。それが俺からしたらちょっとショックだよ。


ちなみにその飲み会中の俺とサークラ女との直接なやりとりは、男Aの到着前、男Bが手洗いに立った時に少しだけあった。男Bが自分とのことを話しているらしいと感づいた彼女は「俺さん〜」と声をかけてきて男Bのことを話し始め、「私には勿体無いと思うから」と言うので、俺が「そんなこと思ってないでしょ」と返したそれっきりだった。


そんなこんながあって、話が締まりきらないままに夏が終わった。そして今度、男Bから週末に彼女と会うのに付き合ってほしいと言われている。船に乗るわけではないが、事情を知っているし同期の仲間でもあるし付いていくくらいはしようと思う。

俺としては男Aと男Bとの関係は少しややこしい。男Aの事情は知らないけどどちらもせっかく知り合った同期だし仲良くしたいとは思う。お互い大人だし上手くやれりゃいいけど。

男Bにはどう思うかとか聞かれたら前述のような彼女に対する感想をそのまま言ってしまいそうだ。まぁでもそれを言われたところで気分を害するかもしれないし言わないかなぁ。


というわけで世の中の社会人女性各位には思うがままのびのびと社会生活を送ってほしいと思っております

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん