隣の県に住んでたし、生活サイクルが同じだったこともあって、知り合ってすぐ毎日スカイプで話をするようになった。
2ヶ月くらいして、向こうから、「○○のこと好きになった」と言われた。
よく考えたらそのとき、彼は私の返事を聞かなかったなーと思い出す。聞くまでもなかったんだろうか、それとも、自分のことを嫌う女がいるわけない、っていう自信だったんだろうか。
でも私は当時飲んでた薬(メンヘラなのでいろいろ飲んでた)の副作用とかで、超のつくデブで、本気で会うのが嫌だった。
適当にはぐらかして会わずに済まそうかと思ったけど、まあ正直に写真送れば相手も目が覚めるだろう、今までどおり友達づきあいでいいし、と思って、普通に自分の写真をケイタイで撮って送った。
けど、彼の態度は別に変わらなかった。
その後わかったけど、彼は、特に他人の外見とかを気にするタイプじゃなかった。(と言うより、周りの視線を気にするタイプじゃなかった)
彼のほうは、普通にそこらへんにいるお兄ちゃん、っていう感じで(6歳年下だった)、特にイケメンでもないし、ブサメンでもなかった。
実際に会ったのは、「好きになった」と言われてから10日後くらい。
私が電車に乗れなかったから、彼のほうが私の住んでるほうまで来てくれた。
直接会ってもその後の態度は変わらず、むしろなお好きになってくれたみたいで、嬉しかった。
何度か会って、一緒に遊んだ。
会えないときはスカイプで話したり、一緒にゲームしたり、アニメみたりした。
悩み事とか、泣き言とか、全部聞いてくれて、わりと的確なアドバイスをくれた。
彼の仕事の愚痴を聞いたり、家のこととかを聞いたりして(家のごたごたが片付いたら結婚しようとか言われてた)、いつの間にか6年も経ってしまった。
6年の間に、私は少しずつダイエットして、今は普通よりちょっとぽっちゃり目(55キロ前後いったりきたり)かな、くらいになった。
彼は、「やっぱりお前すごい可愛いね、思ったとおり」と言った。
引きこもり続けてたのもやめて、事業所、っていうところに通い始めた。
だけど、そこに通い始めたら、彼との生活サイクルが重ならなくなってしまった。
会えない、話も出来ない。
そんなのが続いて、とうとう、破局した。
事業所なんて通い始めなければよかった、ひきこもりのままいればよかった、そしたらずっと同じ生活が続いてたかもしれないのに。
そう思う反面、私がどうにかならないと(たとえば外で働いたり出来るようにならないと)、親は私を残して死ぬに死ねないし、たった一人の兄は私の面倒を死ぬまで見るつもりでいて、兄も結婚とかそういうことが考えられない。
それは、とても不幸なことに思える。
6年は長かったな、と思って、今は、全身の力が抜けてる。
だから、こんなところで不特定多数に向かって、「私は失恋しましたー!」って叫んでる。
悲しい。
どうしたらよかったのか、ぜんぜんわからない。
もう、30過ぎちゃって、これからいい出会いがあるとも思えない。
まあ、それもいいか・・・。
久々に泣けた・・・(T_T) あなたにも きっとそのうち、イイ人との出会いがあるよ。