2014-05-20

片山被告ブーメラン効果

皆さんはブーメラン効果をご存知でしょうか?

 

インターネット上では、失言スキャンダルを追及すると、追及した側にも失言スキャンダルが発覚し、

苦境に陥ることを揶揄する意味で使われることが多い言葉です。

民主党揶揄する時などによく使われる言葉でもあります

 

しかし、ここでいうブーメラン効果心理学効果についてです。

ある人が、他の人を説得しようとした結果、その相手が説得する側の意図する意見

逆の意見を抱いてしまうという現象です。

 

そのブーメラン効果を利用した情報操作手法が、ソ連共産党手法としてWikipediaに取り上げられています

国家権力により弾圧迫害されることで、「自由の闘士」というイメージを作り出し、官営マスコミ報道を逆用する。

情報操作 - Wikipedia より

まり官制マスコミ報道への不信感や反体制派への同情を逆手にとって、

逆説的に体制にとって都合のいい方向に誘導するという手法というわけです。

 

 

なぜ「ブーメラン効果」をここで持ち出したのか。

俺は遠隔操作ウイルス事件片山祐輔被告最近の動向を見て、この「ブーメラン効果」を思い浮かべたからだ。

 

真犯人からメール」が荒川河川敷スマートフォンを埋めた上での片山被告自作自演だと報じられた。

それが警察捏造だというなら堂々と反論すればいいはずなのに、片山被告記者会見をすっぽかして逃げた。

俺も片山被告冤罪だと信じていたけれども、以降はクロだったんじゃないかと疑い始めるようになった。

そしてその翌日、片山被告はあっさり遠隔操作ウイルス事件真犯人だと認めてしまった。

 

さらに前日の会見で、河川敷スマホを「味噌樽のズボン」と袴田事件を引き合いに出して警察による捏造だと

強く示唆したはずの弁護人でさえ、あっさりと無罪主張から手を引いてしまった。

 

その結果どうなったか!?

警察検察の取り調べや捜査手法に批判的な人が大勢釣られ、面目は丸つぶれだ。

 

もちろんこれで警察検察手法が正しいということにはならないが、

片山被告冤罪を主張してきた人々の主張の信憑性疑問符が付く印象が付くように操作される結果となった。

 

警察検察は、まさにマスコミ警察検察への不信感を逆手にとって、

まんまと多くのジャーナリストネットユーザーらを釣ったことになる。まさに入れ食いだ。

 

かくして、警察検察捜査や取り調べの在り方の問題がうやむやになるよう印象操作され、

警察検察を喜ばせる結果になったのである

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