使うと馬鹿だと思われるネット用語(2014年版) - Hagex-day info
相手や事象を攻撃するのに便利だけれど、使うと思考停止してしまう恐ろしい言葉があります。ネットをうろうろしていると、よく見かけますが、書いている人は馬鹿にしか見えないという……恐怖のキーワードですね。怖いですね〜、ホラーですね〜(淀川長治風)。私もうっかり使ってしまいそうなので、注意のためまとめてみました。
という記事でHagexは「マスゴミ」などの言葉を槍玉に挙げているのだが、それはいいとして、同記事内で
・放射能
「ああ放射能が怖い、ああ放射能が怖い~ え、正確には放射線だろって? 馬鹿野郎!! そんな発言をするとはさては東電の手先だな~ 国民の敵め!!」
放射線は怖いですね。直接浴びなくても、その存在だけで、人を狂わせて思考停止にさせてしまう。政治が悪いのも、童貞なのも、夫の稼ぎが悪いのもすべて放射能が悪い。
→放射脳 - Togetterまとめ
とサラッと「放射脳 - Togetterまとめ」にリンクが貼られていて驚く。「放射能」は無しで「放射脳」はありなの?
ブックマークのコメントを見たら、「放射脳」ならわかるが、「放射能」じゃ範囲広すぎだよ。
とか「放射能」は別に間違った用法ではないけども。まあ最近は「放射脳放射脳」騒いでる事自体がウザくなりつつあるような。
といった指摘の他に、こういうのもあった。
ayanolog 3つ目の小見出しは「放射『脳』」ではないかと。「池沼」は知らなかったけど検索してすごく嫌な気持ちに……
sqrt 見出しtypoしてますよ・放射能→・放射脳/あと、本来は一般語のはずなのにネットではなぜか残念な人しか使わない用語リスト→馬脚を現す、語るに落ちる、総括、論破
なるほど。実は私も最初に記事を読んだとき見出しのタイプミスを疑った。そこでとりあえず「hagex 放射脳」でGoogle検索してみたところ(以下強調筆者)
やっぱりキチガイ放射脳が言ってることはデマじゃん! と思いきや、実際にこの件について沖縄県庁に電話をかけている人がおり、その内容がブログに書かれていた。
東京電力さんは、放射脳対策もきちんとして欲しいね。え、ますます放射脳の人がダメになる!?
素で「放射脳」って使ってる…。(ドン引きした。ブログ内検索を見るともう本当に使いまくってて笑える。)
断っておくが、私は原発の話題については一切意見するつもりがない。もし仮にだけど、Hagexの主張が「マスコミはゴミじゃないからマスゴミって呼ぶやつはバカだけど、放射脳はいわば放射能に脳が侵食されたクズ野郎である、したがって放射脳と呼んで差し支えない」みたいな感じだったら、是非はともかく立場として一貫してはいる以上私が口を差し挟むことは無かったろう。でも、冒頭に書かれている通り相手や事象を攻撃するのに便利だけれど、使うと思考停止してしまう恐ろしい言葉
を批判している一方で「放射脳」とか使っちゃうのは、明らかにアウトでしょ…。
以前から感じていたんだけど、Hagexって周囲の空気を読んで安全に馬鹿にできるものを馬鹿にしているだけだよね。「ステマ」とか「マスゴミ」みたいな用語を槍玉に挙げているが、こういうのは既に多くのウォッチャーに馬鹿にされているから、Hagexも追従してちゃんと馬鹿にする。でも、「放射脳」はたまたまそうではなかったから使ってしまったのであろう。
(しかし、私もうっかり使ってしまいそうなので、注意のためまとめてみました
とか序文に書いてたけど、ウォッチャーであるHagexが「ステマ」とか「マスゴミ」なんて言葉を「うっかり使う」訳は絶対ないのに、「注意のため」とか言っちゃう嫌らしさといったらないね。注意のためというなら、そんな言葉よりも、自分が平時使ってる言葉にこそ注意を払うことが重要であろうに、そういう殊勝な心がけはHagexにはないのが「放射脳」の一単語で丸わかりである。)
他にも例えば、乙武氏がイタリアンレストランに入店拒否されたことをツイートした件で炎上したときには
乙武氏のブログ記事を読むと浮気をしていたとしか思えない件について
うーん、既婚男性が妻じゃない女性と銀座の隠れ家的なワインバーで、二人っきりで食事。しかもスーツで、いつもいるスタッフがいない。
どーみても、「浮気をしている」としか思えないのは、私だけでしょうか?(小町話法)。浮気相手が泣かされたので、いつも以上に激高したのでは……とゲスパーしてしまいます。
なんてゲスなことを書いていた(ついでに言うと、その3週間後にも乙武さんの謝罪エントリーに赤を入れてみた(読売新聞記事編)なんてゲスな記事を上げて例のイタリアンレストラン騒動の同伴者とされる女性の名前がネットにあがってるけど、あれは本当かどうか気になります。
とか書いていた)癖、1ヶ月程後、炎上した岩手県議が自殺したときには
私もこの日記でいろいろと書いてるけど、ターゲットが「自殺」したらどうなるか? はいつも考えている。ネットでは大言壮語だけどガラスのようなハートを持った人もいるので、個人的には気を使っている。しかし、そこまで配慮しても相手が死んだら、どうするのか? 私に責任はあるのか、ないのか? 訴えられるのか? 謝罪すべきなのか、ブログを閉鎖するか、すべておいて逃げるのか???
正解はないけど、いろいろと考えてしまう。
今回県議を叩いていた人は、「Twitterやブログ、Facebookなどでの自分の発言が原因で自殺したかもしれない」と、ぜひ考えてほしい。
誤解してほしくないのは「相手が死ぬかもしれないから、ネットで攻撃をするのはやめよう!」というのではなく、「ネットの攻撃で簡単に相手が死んでしまう」という危険性を実感してほしい。
などと県議を叩いていた人を啓蒙する側に回ったりするのも、1ヶ月前の言動と併せて見ると、周囲の(県議の自殺によって生じた)空気を読んでそうしたようにしか見えなかった。後のエントリで「危険性を知って入れば何をしてもよい、ただし責任がともなう」的なニュアンスで書いた
と主張している(私もそのように読んだし、その内容自体に特に反論するつもりはない)が、じゃあ乙武氏を「ゲスパー」で叩いたとき自身の責任をどう考えていたのか、あのエントリーのどこにどう「気を使って」いたのか、是非教えてもらいたいものだ。
禿ファンだけど確かに放射能の箇所には「放射能?放射脳じゃなくて?」となった。 なんとかファンとして養護してみる。 hagex氏が嫌いなものは「風説の流布」とか「デマ」とかそう...