2014-01-24

父親不在の「明日ママがいない」

普段からドラマを見ているわけではないんだが話題になっていて且つネット無料配信されてるというので「明日、ママがいない」の第2話を見てみた。ふーむ。90年代の過激なドラマの数々で育った者としては、不快な部分はあるが放送中止になるほどのものではない、という印象だ。まあ児童養護施設と全く関わりの人間感想だけど。というか、批判をいれた団体の声明の中の「放送中止」の要求が目立ちすぎて、もっと素朴な不快感が隠れてしまってる。

自分の見た2話では、こんな話が出て来た。虐待されて施設に預けられてる子ども里親に出されて、職員が里親虐待の内容について話す場面。子どもは部屋に放置されて死にかけてるところを助けだされて親と引き離された。

里親「両親はどうしてたんですか?」

職員「父親はいません。生活保護母親パチンコ狂いで放置してたんです」

里親「ひどい母親だ」

職員「仰るとおりです」

離婚したのか婚外子なのか知らんが父親についてはあっさり不在にして母親の酷さのみを強調。そりゃ酷い母親だけどさ、父親の話は完全スルーって。いや、タイトルからして「ママ」を強調してるんだけど、ドラマに出てくるのも母親ばかりなのか。この世界は女だけで子どもを作ることが出来るのか。

野島ドラマからってこういう不快感も納得しようとしたけど野島は監修だけで脚本家女性だった。やっぱり女のほうが女に厳しく書けるんだな。

  • 日本の場合、単独親権で離婚したら片方は親ではなくなるから。だから母親が親権を持ったら父親はいないことになる。 そういう意識をなんとか変えたいなら共同親権にするべきだろう...

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