弟「あんちゃん、何言ってんだよ」
弟「俺の好きなアスカは式波じゃなくて惣流。TV版と旧劇しか認めない」
『風立ちぬ』で堀越二郎の中の人を務めた中年男を口汚く罵り始める弟。
新劇は気に食わないようだ。
ユダヤ・キリスト教のネタ元を延々と説明された。弟にとってエヴァはバイブルなのだろう。
弟「設定がイデオンとクリソツなんだよ。特撮から借用したシーンも多々あってさぁ……」
1995年生まれ(早生まれ)の弟は、自分が生まれる前に製作された膨大なヲタアーカイブを一つひとつ観たという。
意外だったのは、ストーリーの矛盾点を指摘しても弟が怒らなかったことだ。
弟曰く、『ストーリーなんて犬に食わせておけばいい』らしい。
『風呂敷の畳み方は3つ。ちゃんと畳む。放置。引きちぎる』というヒゲもじゃ庵野の言葉を引き合いに出し、映像作品としてパンチが効いているのがエヴァの良いところだと弟は力説する。
そんな弟は、まどマギを『よくできた作品』と評していた。『ちゃんと伏線回収して、綺麗にまとまっているけど、幾分お行儀が良すぎて物足りない』と、謎の上メセで宣う。